ありがとう デイジー
このところのネコブログは 妙にデイジーの話題が続くなあと思われている方も 多いかもしれません それには理由があって 哀しいことに デイジーは10/20に天国に召されたのです だから この1か月あまり デイジーを追悼する気持ちで 彼女にまつわるブログを掲載してきました ふうっ、、、 ローズが7月に亡くなったあと 多くのネコ好きの知人や患者さんから 長く一緒に飼っていたネコの片方が亡くなると 残りのネコもあとを追うように亡くなることが多いので 覚悟しておいた方が良いよと アドバイスをいただいていました 確かにそのようなお話は 本やネットでも読んだことがあり そんなものなのかなあと思っていました デイジーは ローズが我が家に来てから約3ヵ月後に 少し遅れてやってきました ローズが2002年11月生まれ デイジーは2003年1月生まれなので 約2ヶ月若かった 糖尿病専門医さんが望んでいたような ふたりでネコ団子をするような仲良しではありませんでしたが 子ネコの頃は一緒に遊んでいたし なんとなくつかず離れずの関係を保っていました だから そんなにべったりとした関係ではなかったので デイジーのローズがいなくなったショックは それほど大きくないのではないかなと 期待をこめて思っていました ローズが亡くなったあとのデイジーを観察していると 最初はローズを探すような仕草もしていましたが そのうちに通常の生活に戻り いつものように ご飯もしっかり食べて 書き手の体の上で気持ち良さそうに寝てもいました ただ 少しずつ体重が減ってきたのは 抱っこしたときに感じていました そして9月下旬ごろから 徐々に食べる量が減り始めて ずっと寝ていることが多くなりました おばあちゃん ロコモだよと 一緒に家のなかを歩いたりしたのですが だんだんと弱ってきた様子で 10月に入ると 食べてはいるのですが 体重減少が目立つようになり 抱っこすると全身の骨格を感じるようになってきました でも どこが痛いとか 苦しいとか そんな様子は全く見せていませんでしたから 糖尿病専門医さんと相談して 敢えて動物病院には連れていかず 家で自然経過で様子を見ましょうということになりました だってデイジーは 3姉妹のなかで いちばん病院に行くのを嫌がった子ですから といっても 避妊手術と定期予防接種以外は 病院に行ったことはなかったのですが(笑) そして10月15日くらいから いよいよ食が細くなり始め 17日くらいから お水は飲むけれどご飯は食べなくなりました 卵の黄身に砂糖を入れて 糖尿病専門医さんが買って来てくれた タウリン配合のリポビタンDも混ぜて デイジーの口の周りに塗って舐めさせようとしました 数日間は美味しそうにペロペロ舐めてくれたのですが 10月20日には全く舐めなくなり ほぼ寝たきりになり その夜に眠るようにして息をひきとりました でも 亡くなる少し前に デイジーと呼びかけると ニャッと応えてくれました 最後まで頑張ってトイレに行こうと 健気に試みてもいました 書き手も糖尿病専門医さんも ちょうど仕事が終わったあとだったので デイジーの最後を看取ってあげることができました しばらくの無呼吸状態のあとに大きな深呼吸をして その間隔が徐々に延びていって 最後に呼吸が止まり心臓も止まる 亡くなる際のチェーンストークス呼吸を 久し振りに見ました 糖尿病専門医さんは まさに最後の細胞ひとつになるまで生ききった感じだね と言われていましたが 確かに大往生だったと思います 糖尿病専門医さんと書き手のそばで 大好きだったホットカーペットの上で 苦しむことなく本当に眠るように逝きました デイジー どうもありがとう 今頃は天国で ローズに再会しているかな?
高橋医院