昨日のブログ 
最後の部分での「奇特な方」という言葉に
違和感を感じられた方もおられたかもしれません

奇特って 誉めているの? 
それとも からかっているの?

あのコンテクストだと
どちらに感じられましたか?(笑)


そもそも「奇特」ってどういう意味?

文化庁が約10年ほど前に
「奇特」という言葉の意味を尋ねた世論調査
その結果が 意外に面白いのですよ

優れて他と違って感心なこと 
と答えた方が約50%

優れた人の写真

奇妙で珍しい 
と答えた方が約25%

珍しい人の写真

皆さんにとっての「奇特」は
どちらでしたか?

前者の方 
あなたは常識人ですが 若いセンスはない?

常識がある人の写真

後者の方 
あなたは常識がありませんが でも若い!


常識がない人の写真

というのも

奇特という言葉の解釈は
世代間で大きな隔たりがあって

20代までの若者は 
「奇妙で珍しい」と思っている人が
「優れて感心」と思っている人より多い

一方 30代以上の方は
「優れて感心」派が「奇妙で珍しい」派を
上回っています

奇特という言葉の解釈のアンケート結果

文化庁は こうした現象が生まれた原因を
奇 という言葉が持つ
”奇妙・奇抜・奇怪”といった語感が
若者の間に浸透しているからではないか
と解釈しています

なるほど 漫画やテレビゲームでは
奇怪や奇妙といったフレーズは受けるだろうし
彼等の年代にとって奇抜という言葉は
むしろ褒め言葉かもしれません

これは10年前の調査ですから
今だったらもっと面白い結果になっているかも?(笑)

で 言葉のオリジナルな意味は
もちろん前者ですが

言葉遊び的な感覚で
昨日は微妙な文脈のなかで
敢えてこの言葉を使ってみました

だからこそ
クエスチョンマークをつけておいたのですよ(笑)

書き手が読み手に感じていただきたいと思ったのは
前者のニュアンスか
後者のニュアンスか? 

それはご想像におまかせしますが

なにせ書き手は歳はとっていても
精神年齢は「若い」でなくて「幼い」ですから(苦笑)
奇特という言葉の意味は
奇妙で珍しいの方が面白いと思ったりもします?

でも いい歳をしてこんな悪ふざけをしていては
若者からは奇特と思われても
年配の方からは奇特とは
思っていただけませんね(再苦笑)

奇特な人の写真
高橋医院