もう 去年のことになりますが

大晦日の 朝8時過ぎ

お休みにも関わらず 書き手は早起きして
寒空の下をどこに向ったかというと
ほとんど人が見当たらない コレド室町

閑散としているコレド室町の入口

初雪が舞ったこの日の朝は 
とても寒かったけれど
頑張って歩いていきましたよ!

ハイ 8時半から始まる これを見るためです

映画スターウオーズの看板

うーん 
朝の8時半から映画を見るのは初めてですが
さすがにこの時間だと
空いていたのですよ(笑)

人影がまばらなロビーでは
スターウォーズ・グッズが売られていました

売店で売られていたスターウォーズ・グッズ

確か2年前の年末にも この映画館に
前作の The Force Awakens フォースの覚醒 を
見に来ました

そのラストシーン

自らの内に潜む
フォースの存在に気付いたヒロインのレイが
離れ小島で隠遁生活を送る 
ルーク・スカイウォーカーを訪ねる

前作のラストシーン

こんなシーンを見せられたら
2年後 朝の8時半に 
映画館に行きたくなりますよね?(笑)

ということで 
スターウォーズ・シリーズの第8作 
最後のジェダイ

大晦日の朝早くから見に来ている人は
なぜか中高年の男性1人が多く 
カップルや家族連れは見かけません

うーん なんだか異様な雰囲気だ(苦笑)

で いつもの音楽にのって
これまでの物語の解説が 
画面いっぱいに延々と字幕でスクロールされ
本編が始まります

まだ見ていない方もおられるでしょうから
ネタばれしないよう 
物語の詳細を語るのはやめますが

前作で登場した
光の世界を象徴するレイと 
闇の世界を象徴するレン
心理劇のように語りあいながら物語を進行させます

光の世界を象徴するレイと闇の世界を象徴するレン

話の大きな筋のひとつになるのが
離れ小島でのレイとルークの 
ジェダイとしての修行です

離れ小島でのレイとルークのジェダイとしての修行の様子

そのなかで 
レンとルークの師弟関係が破綻したいきさつ
レンがダークサイドに落ちた理由などが 
明らかにされますが

レイとルーク

この離れ小島の風景が
とても美しくて気に入りました

美しい離れ小島の風景
美しい離れ小島の風景2

実在する 
アイルランドの大西洋に浮かぶ離島だそうです

で 前作では 
実の親子であるレンとハン・ソロの関係が
ストーリーの柱となっていましたが

ハン・ソロ

今回は ハン・ソロの仲間であった 
ルークレイア姫
主人公として物語を進行させます

ハン・ソロ ルーク レイア姫

まるで 同窓会ですよね(笑)

ルーカス監督も交えた同窓会のような語り合いの風景

若かりしハン・ソロやルークが活躍した
スターウォーズの初期作を見たのは
書き手がまだ医学生だった30年以上も前のこと

スターウォーズの初期作のポスター

だから 見ている方も同窓会気分になります(笑)

この一連のスター・ウォーズのシリーズ

制作者のジョージ・ルーカスは
世界中の神話を読みまくり
そのエッセンスを拾い上げて
ストーリーを作り上げていったと言われますが

確かに 多くの神話の基盤をなす
善と悪 光と闇 親子関係といったモチーフは
観る者を飽きさせません

こんなに長くシリーズが続いているのも 
うなずけます

さて 物語は最後の方で
ルークとレンとの関係がクローズアップされますが

物憂げな表情のルーク

うーん 前作でも感じたのですが 
ワルの心の内の描き方が足りない!

どうして 
レンがダークサイドに落ちていったのか?

レンは 光の象徴でもあるレイと
どのような関係を持ちたいと思っているのか?
単に自分の野望のためだけに 
レイを利用しようとしたに過ぎないのか?

そのあたりを 
もう少し突っ込んで描いてほしかったです

悩む表情のレン

フォースは 
善の世界だけでなく
闇の世界にも隠然と存在するわけで

だから 
闇の世界の心理もしっかりと描いてほしい

善の世界はわかりやすいけれど 
闇の世界はわかりにくいし

でも 善と同じくらい
もしかしたら善より 
より人間的かもしれない闇の世界

天邪鬼な書き手は 
そこをもっと丹念に描いてほしいと
思うのですよ(苦笑)

さて 次作の公開予定は 
また2年後だそうで

前回のラストシーンでの
レイとルークの遭遇のような
次作の展開を期待させるような暗示的なラストシーンは
今作では見られませんでしたが

きっと2年後の年末にも 
書き手はこの映画館に来ることでしょう(笑)

あ 今回 新しく登場したキャラのなかで 
いちばん気に入ったのは
クリスタルフォックスでした!

クリスタルフォックス


高橋医院