カオスなお正月
今年のお正月は 連日天気が良くて 少し寒かったけれど 穏やかなお休みが過ごせました 読み手の皆さんに 元旦のブログでお正月太りの注意喚起をしましたから 自分も気をつけないとと 毎朝お餅を食べてから ちゃんとお散歩に出かけましたが(笑) 皇居のお堀端では 季節らしい南天を見つけました ホテルやデパートなどの お正月のデコレーションを見ると 華やかなお正月気分が盛り上がりますね! お正月デコレーション・ハンティングも なかなか楽しいものです! 初詣は こちらの神社へ 歴史ある神社にしては トレンデイなイラストがお迎えで さすがは ビル街のど真ん中にある神社ですが(笑) 八丁堀の氏神さまは ここ 日枝神社 なのですよ 今年も良い年になりますように とお祈りして 帰り道に銀座によって 去年オープンした銀座SIXへ 福袋目当てのお客さんで ものすごい混雑! でも 書き手の目的は福袋のゲットではなく こちら! 銀座SIXの地下3階にできた 観世能楽堂 去年オープンしたときから 行ってみたいと思っていましたが やっと念願がかないました! なんと銀座SIXさんが 観世流とタイアップして 無料で新春能を開かれたのですよ! 銀座SIXさん 太っ腹! ありがとう!! 開演は5時ですが 3時半くらいに会場につくと 既にたくさんの方が並んでおられて びっくり! でも なんとか100番以内に潜り込めました(笑) 初めて入る 観世能楽堂 どの席からも能舞台が見やすいように 客席には傾斜がついていて 座席も 前の列の方の頭と頭の間から見られるように 交互にズレが施されています 正面の席が確保できたので 開演までの待ち時間に売店を覗きましたが なんとスヌーピーとのコラボ商品があってびっくり! しっかりと クリアファイルを購入しましたよ(笑) お店の方にうかがったところ 少しでも若い人に能に親しんでもらいたいとの目論見で 始められた企画だそうです でも その効果があってか お客さんの平均年齢は高いけれど 晴れ着姿の若い女性も かなりおられました で 演目は 仕舞の高砂 と 能の羽衣 高砂は 有名な た~か~さ~ご~や~ で 始まるかと思いきや 違いました 笛や鼓の伴奏がつく舞囃子では あの節から始まるようですが 地謡だけの仕舞は もう少し簡略してあるようです 数名の地謡方をバックに ひとりの方が 能の代表的な所作を舞いながら 謡われます 短時間で終わってしまうのですが 舞いのメリハリが効いていて しかもお稽古を見ているようで なかなか見応えがありました そして 能の 羽衣 能をナマで見るのは とても久しぶりです! お正月にお能 日本のお正月!という感じがして 良いですよね!(笑) 三保の松原の松の木の枝にかかっていた 天女の羽衣を 通りかかったワキ役の地元の漁師が見つけて それを返してもらった天女が お礼に舞を舞い 天空に帰る というストーリーで 怨念にまみれたストーリー展開が多い能にしては 珍しい平和なお話で(笑) まさにお正月にピッタリの演目です 笛が鳴り いよ~っ ポン!という 地謡さんと鼓の掛け合いが始まり 舞台から客席へ その空気が運ばれてくると あ~ 能を観に来たな! という実感が湧いてきて気持ち良いです! 美しい装束の天女が 舞いに舞います 短い時間でしたが 久し振りに お能の独特の雰囲気が味わえました 来年は きちんとお金を払って 翁を観に行こうかな! ちょっと幸せな気分になって すっかり暗くなった銀座の街に出ると まだクリスマスのイルミネーションが残っていて そして ものすごい人だかりでした! で 家に帰ってから 録画していた ウイーンのニューイヤー・コンサート を観ました まあ 毎年同じような曲目や演出なので 初めて観た頃の感動は なくなりましたが(苦笑) 驚いたのは 今年の指揮者の リカルド・ムーティ 久し振りに見ましたが 太って二重顎になっていたのでビックリ! 余計なお世話かもしれないけれど 糖尿病とか 大丈夫なの?(笑) それにしても 能の世界を楽しんで ヨハン・シュトラウスの世界を楽しんで うーん いかにも和洋折衷が大得意の日本人らしい カオスなお正月の過ごし方でした?(笑)
高橋医院