カメラは見た!
自分の子供を何人も殺し、殺した理由が、自分が注目を浴びるためという事件がありました。
こういう状況を代理ミュンヒハウゼン症候群といいます。
Kotobank の説明では、
“他人の同情をひくために、自らの保護下にある子供や高齢者などを秘かに虐待し、その看護・介護に献身する姿をアピールする”というものです。
誰かを殺さなくても、自分に注目をしてほしくて病気を演じるのは、
意外に多いのかもしれないと思うことが、たびたび経験されます。
ちょっと特殊な糖尿病をもっているある20代の男の子。
ひどいときは、3日おきぐらいに救急外来にけいれんで意識不明と救急車で運ばれてきます。
何回検査しても、何も痙攣や意識不明になる原因がわかりません。
しかも、挿管(口から喉に管を入れて、気道を確保すること)をしようとすると、
ぱっと目が覚めます。??何かをしようとすると、意識が戻る??仮病??
それにしては、痙攣が本格的です。これを、仮病と診断するのは、至難の業です。
某神経内科が専門の病院に相談したところ、入院精査してくれることになりました。
なんと、その病院では、病室にカメラがついていて、患者さんを撮影するとのこと。
報告書によると、痙攣していても、スタッフがいなくなると、むくっと起き上がり周りを見て、
誰もいないと止まることが突き止められ、ミュンヒハウゼン症候群で、
痙攣は仮病であることが診断されたのでした。
以後は、安心して、痙攣をうけいれるようになり、
そうすると、本人的には、注目されないのがわかったのか、
にせ痙攣で救急搬送されることは、なくなったのでした。