ポリクリ、学生時代にグループで精神科で勉強していた時のことです。

その日は、箱庭療法の勉強でした。

後で知りましたが、東京医大は、箱庭療法で有名だったようです。

棚にたくさんの地球上にあるもの?、様々なミニチュアの道具やフィギアが並んでいます。

動物も、家具も木も何でもあります。

長方形の箱が1個机に置かれていて、このなかを自由に、棚のものを使って風景を造るという実習で、

患者さんだと長方形の箱はひとりひとつですが、私たちは6人チームでひと箱でした。

出来上がったもので、今の心の状況などがわかるということで、先生が解説してくれることになりました。

先生の第一声が、“これ造ったの誰?”と。

箱庭の端っこに、柵が設けられていて、ゴジラが1匹入っていました。作者はМくん!

先生の解説によると、“これは問題だ!”と。

“この作者は、チームの中で、だいぶ虐げられていて、良くない状況だ”と。

確かに、チームの中で“いじめられっ子”の立ち位置でした!

“みな、すごい!”とあたっていることに感心!

いじめられっ子M君でしたが、なんだかんだいじられつつも、仲良く卒業し、

先日同窓会で、この話をすると、M君は全く記憶にないとのことで、

むしろ記憶がなくて良かった!と思ったのでした!

良いお医者さんになっています!

 日比谷シャンテのところのゴジラ

高橋医院