内科は、あまり縫う機会はありませんが、たまにCV(中心静脈栄養)を入れた後などに、2針ぐらい縫うことがあります。

最初、10針縫ったと聞くと、10針?どういう数え方?と疑問でした。

というのも、高校まで家庭科が沢山ある学校で育ったので、運針をさせられ!(大嫌い・・でした)、

運針は、1列2列というイメージだったからのようです。針ひとすくいを1針ということに、今は納得。

高校時代の友人は、私の家庭科の腕を知っているので、私には絶対縫われたくないそう!

家庭科の運針のようにずっと縫い続ける?というより、“医学の縫う”のは、ひと針ごと、結んでいきます。

研修医の先生は、よくカンファレンス中などに、こっそり机の下で糸結びの練習をしていましたっけ。

糸結び!中毒性がある!

糸を結ぶときの力のかけ方で、傷口の状況がかわり、上手下手が非常にあるそうです。

外科結びといえど、色々な結び方があります。

男結び、女結び・・最近はこの言い方は減ってきている気がします。差別的だから??

ちなみに外科結び、知っていると、紙ごみやら段ボールの資源ごみをまとめるときに、便利です!

最近、ぬいぐるみを外科の先生が、修復している動画を見て、おお!と思いました。

色々な使い方ができる!

先日電車の中で、デートと思しき20代男女が乗っていました。

男の子の方が、たぶん研修医で、外科で研修中?

自分のカバンの持ち手に手術用のナイロン糸をかけて、彼女と話をしながら糸結びの練習をしていました!

きっと、こうやるんだよなんて、説明して彼女の羨望をうけてるのかな?とほほえましく見ていたのでした!

高橋医院