病気の垣根
今日の話題は長年このお仕事をしてきたからこその感想で、おちはないです。
おちはいつもない?!スミマセン。
毎年、内科学会からだされるセルフトレーニング問題なるものを解いて、
(専門医維持のためには、5年に1回出せばよいのですが、勉強になるので~)
出している私。毎回新しい発見があります。
特に、分子標的薬が出てきたころは、びっくりの連続。
今まではがんの治療には、抗がん剤だったのに、例えば
JAK阻害剤という薬は、骨髄繊維症にも、関節リウマチ、潰瘍性大腸炎にも効く!
さらに将来的にはSLEや脱毛、アトピー、糖尿病腎症にも
適応が広がる可能性も示唆されています。
まさに垣根を超えた治療!
ヒドロキシクロロキンという薬があります。
真っ先に浮かぶのは、マラリアの治療薬。
今では、“SLEの病態、臓器病変にかかわらず禁忌事項に注意しながら全例で投与を考慮する”なるコンセンサスも。
他にもびっくりした薬はリツキサンも。いとまがありません。
肝臓専門医さんが使用したセツキシマブも大腸癌のみならず頭頚部がんにも使用。
癌や免疫疾患の分子的原因がわかってきたことで、病気ではなく病態や遺伝子型で治療することになったわけで、
その概念に慣れた今は、なんの疑問もなくなりましたが、最初の衝撃たるや・・黒船来航でした。
今後も、医学の進歩に対して、日々、精進を重ねなければ・・と心に誓うのでした。










