インスリンの針は、すご~く細いです。しかも、ここ20年ですごく進歩しています。

どこかで、書いたかもしれませんが、

インスリンの針は、日本の町工場で考えられた秀逸の作品!

1枚の金属板を環状にして針にしており、世界で認められ、グッドデザイン賞ももらっています。

ある時、血の止まりにくい病気の方がおられました。

今とは違い、治療は、ステロイドと血小板(血を止める)輸血でした。

ステロイドは、長く使っていると、糖尿病を引き起こします。

でも原疾患に必要なら、抗糖尿病薬を使ってでも、ステロイドは使います。

彼女もステロイド使用歴が長くなり、インスリンを使用しないといけないぐらい、血糖があがってしまいました。

インスリンを開始するため、打ち方の練習で、インスリンを実際にうつことになりました。

うったところ・・じわじわ腹部に血腫が・・緊急に血小板を輸血して、止血できましたが、

血液内科の先生もびっくりの状況でした。

今後の血糖コントロールをどうするか・・大きな問題で、今のように長く効くタイプのインスリンがなかったので、

血小板を輸血する日だけ、病院でインスリンを打つという妥協案となったことを覚えています。

今なら、源疾患に対しても、良い治療ができて、ステロイドだ、血小板輸血だ!が、なくなりつつあります。

糖尿病の治療も、インスリンの針も細いし、1~2日に1回でよいインスリンもあるし、

なんと1週間に1回で良いインスリンも出ました!治療に隔世の感があります。

私が学生の頃は、DIC(全身出血を起こして)を起こして、亡くなる致死率が高いと習ったある種の白血病は、

今では、100%近く治ります!

治療の進歩はすさまじく、常にアップデートしていかないと、と思うのでした!

高橋医院