抗がん剤導入入院～ポート入れ
朝、宏樹は、入院用のカバンの中をチェックしながら、楓に
”私と仲良くするんだよ、捨てられないようにね。”
帰ってきたら、捨てられてて、医院の前に座っていたりして！などと言っている。
珍しく、自らネコのごはんを作っておいてくれると。
ビニール袋を用意し、手伝う。すると、
若ねこごはん（楓用）の分量が25ｇ×２種類のフードが20ｇ×２種類になっており、？？。
どうも肝臓の術後の退院時より、20ｇずつに減っていた模様。かわいそうな、楓さん！
11時41分にメールで“77.6㎏でした” とともに、部屋番号のメールが来た。
“ポート（埋め込み式の点滴）は午後からゾウエイ室でやるみたい”と。
高層階でも、一番安い部屋なので、眺めはそれほどよくないとか。
“コンシェルは いない ミニスカートもなし ハーゲンダッツ大人買いしてきたです”と。メール報告。
ランチの写真が送られてくるが、見られず。
その後、“カマ（下剤）を持ってきてください 最初はむしろ便秘になるんだって
G先生が病棟主治医で、可愛い坊やです！（笑）”と。
“14時から4階でポート15分くらい”とのメール。“14時35分に終わった 右でした”と。
“歯医者さんの麻酔の痛み程度でした ポンプいれるときにおされる感じがしたです
エレベーターでストーマ師さんにあったですと。
今絆創膏で圧迫している
ポンプつけているときにねこが乗って温まると、注入速度が速まるので要注意らしい”と。
その後も、“ポートの痛みはない”と。
病棟リポートでは、“ベッドが少しふかふかだし、食器も立派な気がする 暇です”と。
“夜勤のナースに聞いたら、マットが１枚多いそうな
浅田真央ちゃんが宣伝していたマットだって”と。“棚とかも木目調で高級感ありです”と報告がくる。
“明日、G先生にあえるかな？”と問うと、
“坊や先生は 明日外来なので会えないね ホント坊やっぽいけど結婚指輪してました
内科の先生はなごやかです！G先生は、病院の医師紹介の写真のほうが 貫禄あるです！”と。
暇で初めてテレビ見たと。タダです（笑）と。
前回もただで、言ったけど？というと、そうなの？毎度 失礼しましたですと。
（いつも人の話を聞いていないと私に怒られる宏樹～）
もう消灯なので、ねると。会話終了。
