縄張り合戦
病室には、6人部屋、4人部屋,2人部屋、個室などがあります。
たいていは、6人部屋だと部屋代はかからないことが多いです。
大部屋はトラブルがつきもの・・すごく仲良くなることもありますが、
たいてい、いびきがうるさいだの、臭いがきついのと問題がおきます。
あまりにトラブルが大きいと、主治医が呼ばれることもあります・・
1回呼ばれたのは、、縄ばり合戦でした。
ベッドやイスを隣の陣地ぎりぎり、あるいは越境しておいて、自分の陣地を1cmでも広げようとする輩。
一応、法律で1ベッド当たりの広さは決まっているのですが、窓際だと少し広めなど少しイレギュラーです。
そこをついて、狭いだのと言ってクレームです。トホホです。
肝臓専門医さんが、緊急入院した時も、ビックリしたことがありました。
それは、
緊急入院からそのまま手術をするということになりました。
でも手術室に入る前に、心エコーだけ病室でやってから手術室に行くとなり、1回病棟にあがりました。
緊急だし術後は、ICUといわれていて、部屋を選ぶ余裕はなく、いわれた部屋に入りました。
そこは、大部屋で、隣の人は70代の男性。奥様もいました。
肝臓専門医さんは痛くて唸っている状況。たくさんの先生やエコーの技師さんがきて、バタバタです。
カーテンに仕切られた隣から、聞えよがしの声・・
“いいわね、すぐ手術してもらえて!!” 耳を疑いました・・・
そして、カーテン越しに、自分の座っているイスを押して、陣地取り!!
さらには、スーツケースまで出して、押してきます。びっくりしました。
幸い、すぐに呼ばれてそのまま手術室へ。
そして、術後はICUだったので、その後特に問題なくすみましたが、なんだかなあ、と思ったのでした。
肝臓専門医さんは、このやり取りは気づいていなくて良かったです。
こういう輩に限って、医者の前ではへこへこするんだよなあなんて、考えたのでした!