その後取り消しのムンテラ
3月5日朝、宏樹は10時20分ごろにスト-マ屋さんで人工肛門の必要品を買って入院のために病院へ。
今日は90人入院があるとかで、1時間半ぐらい入院手続きにかかったそう。”ムンテラ(病状説明)したいみたい 何時がよい?”とメールがくる。
”いつもの怖い外科のA先生ではないO先生がムンテラするようです。昼から全粥です(笑)”と。
私は仕事後病院へ。私が行くときには大雨+風。
着くと宏樹は、前回と同じ男性の看護師さんが担当と喜んでいる。体重が83.9㎏!!と。”82㎏と申告したのに、2㎏も増えた!衝撃、まずい”と。
2時過ぎから、O先生のムンテラ。免疫の先生と同期の先生らしい。マイルドな笑顔の先生。
部屋に入るなり、”お嬢様ですか?”いわれ、”妻です。”と笑う。
医療者だと思っていないので、CTの画像の説明時、CTの見方について、足から見ている云々の話から始まり、
宏樹が”妻は糖尿病の専門医なので、専門用語で大丈夫です”と紹介。
”どちらで”と聞かれ、”東京医大におります、でも腸はわかりませんから・・”と話す。よくわからないが、すごいといわれ、ムンテラへ。
CTは5㎜スライスで、10スライスにわたり、つまり5㎝の腫瘍が、前回の手術した腸の断端のところにあり、これが腸に接していると破れたり、
イレウスになる可能性があるので今回手術にふみきること、腫瘍だけとれれば良いが、腫瘍と腸のくっつきぐあいで手術がかわること、
小腸ストーマをたてると、小腸が1mあれば大丈夫だが、短腸症候群になる可能性があり、水がジャージャー出るので、
脱水になるし大変でできればそうしたくないこと、今は1個しかないように見えるが、腹膜やそのほかにたくさんあれば
試験開腹でそのまま帰ってくることなど説明された。
腫瘍は病理で見て、リンパ節構造があれば、リンパ節転移だし、腹膜成分があれば腹膜転移と。開けてみないとわからない。
手術は2番目で、2時間としているが、だいたい癒着ではがすのに時間がかかるし、5~6時間かかる可能性があると。
自分たちは、その覚悟でいると。前回の手術の癒着と、腫瘍の癒着は意味が違うようなことも説明された。
最後、色々な血栓のことなどの話もあり、輸血などの承諾書含めてサインして終了。
宏樹は”1cmじゃないの?5cm?と毎回新しいことがある”と言っている。
”5㎝だったらPETで取り込むだろうし、痩せるだろうしマーカーも上がるよね?”と話す。