焼かないステーキ
ステーキ番組の紹介をしていますが NHKでは 最強の牛肉 頂上決戦 という番組も放送していました 焼き方 熟成度など どうしたら いちばんステーキが美味しくなるかを 追求する内容です まず 典型的なステーキの焼き方と 最新科学の成果を応用したステーキ調理法 の比較をします 典型例は 前回も登場した Tボーンステーキ 表面カリカリ 中身ジューシーに焼き上げます 断面は ホントに美味しそう! 5cmほどの厚さの肉を焼くので 中身のジューシーさが保てるのだそうです 表面に岩塩をたっぷり振ると 焼いている間に浸透圧により表面の水分が出て カリッとした食感が出て良いとのこと 片面2分 ひっくり返して35秒 800度の高温で焼いて 表面をカリッとさせ 短時間で焼くことで 中に肉のうま味を閉じ込める うーん 涎が出そうです(笑) 一方 最新科学の成果を応用したステーキ調理法では なんと お肉を焼かないのです! その調理法は 真空パックした牛肉を茹でる まさに 真空調理? アメリカのシアトルのステーキハウスで 大好評だそうです 加熱温度と時間の差異により 食材の質がどう変化するか を 実験で検証して 茹でるステーキ調理法が考案されました 肉が最もおいしくジューシーになるのは 全体が53℃になるとき だそうで このとき 肉の柔らかさと水分のバランスが ちょうど良くなる 焼く場合は 全体を均一に53℃にするのは困難です そこで 肉を真空パックしてから お湯に入れて 茹でる こうすることで 肉全体に熱を均一に伝えられます 20分間ゆでると 肉の温度が53℃になり 脂身の色が灰色になったら ちょうど食べ頃です 茹でたあとのお肉は こんな感じ 最後に香ばしさを出すために 表面だけさっと焼いて ハイ 出来上がり! 見た目は 焼いたステーキと変わりませんね 焼くことで肉にかかるストレスがなくなり 肉質が とてもソフトな状態に保たれるのだそうです 実際に食べた方の感想は 旨味が凝縮されている 口の中で肉汁が飛び散る 中身が凄くしっとりしている といったもので なかなか好評でした うーん でも ホントに美味しいのかな? 味わってみたいような みたくないような(笑)
高橋医院