二日酔い対策の基本
中央区・内科・高橋医院の お酒と健康に関する情報 血中アルコールが上昇すると 高揚感が得られて楽しくなりますが 量が過ぎると 二日酔いになってしまう アセトアルデヒドや脱水が 二日酔いの主たる原因であることを 説明しましたが 二日酔い対策のポイントは *アルコールの吸収を遅くして 一定量の血中アルコール濃度を維持する *飲酒前 飲酒中に アセトアルデヒドの分解を促す *寝る前は 脱水による二日酔いを抑えるため必ず水分補給する それぞれについて 具体的に見ていきましょう <アルコールの吸収を遅くする> 簡単で効果の高いのは アルコール吸収を遅くする食物を 食べることです 脂肪やタンパク質の多いおつまみを食べる ゆっくり飲んで チェイサーなどで水分を充分にとる 水割りなどにして 1回のアルコール摂取量を減らす <飲酒前 飲酒中に アセトアルデヒドの分解を促す> アセトアルデヒドは 百害あって一利なしなので 飲酒中でもどんどん分解して無毒化するほど 二日酔いを予防してくれます 飲酒前に アセトアルデヒドの分解を促す ドリンクや錠剤を飲む 飲酒中は あさり しじみ イカやタコ 卵などの アセトアルデヒド分解を促す栄養を含んだ食物を 積極的に食べる <寝る前は 脱水による二日酔いを抑えるため必ず水分補給する> アセトアルデヒド以外で 最も大きな二日酔いの原因は 脱水です 脱水症状は 頭痛 吐き気 疲れ 身体のだるさといった 二日酔いの原因になりますから 寝る前に最低500mlの水分を補給すると 脱水症状を防ぐことができます ちなみに 二日酔いしやすいお酒 しにくいお酒 があって 最も二日酔いになりにくいお酒は エタノール100% 同じアルコール量ならば アルコール純度が高いほど 二日酔いしにくくなっています 二日酔いしやすいお酒は 日本酒 ワインなどの醸造酒で ジンやウオッカなどの蒸留酒は 量さえ飲まなければ 二日酔いしにくい まあ 量 飲んじゃうんですけどね(苦笑) というのも 醸造酒には アセトン フーゼル油 タンニンなどの 不純物が多く含まれ それらが二日酔いの症状を 悪化させると言われています また 安いお酒は 二日酔いしやすい 値段が高いほど より不純物を取り除く作業が多く行われているので 同じ蒸留酒であっても 高いお酒を飲む方が 二日酔いしにくいと考えられています で お酒に含まれる不純物の含有量の多さは ブランデー 赤ワイン ラム ウイスキー 白ワイン ジン ウオツカ の順です ただ 左利きとしては そうした不純物こそが お酒の風味や個性を引き立てる要素なので そのあたりが ちょっと切ないところです?(苦笑)
高橋医院