銀座のとある和食屋さんで
食事をしたとき
お酒のメニューに「銀座のすずめ」
という麦焼酎を見つけました

焼酎の「銀座のすずめ」の宣伝

銀座で銀座のすずめを飲むのも乙だね 
と思い(笑)注文しましたが

どうしてこんな名前なのでしょう?
なにか銀座と縁があるのかな?

お店の方にうかがいましたが 
ちょっとわからないとのことでした

銀座のすずめは 
香りも良く 楽しんでいたところ

仲居さんが「名前の由来がわかりました!」
わざわざノートブックを持って来て
蔵元のHPを開いて見せてくれました

ノート型パソコンで調べてくれる仲居さん

すごいホスピタリティ! 
びっくりしました!

仲居さん どうもありがとうございます

この焼酎 
大分の八鹿酒造さんが造られていますが
銀座のすずめのネーミングの由来は

銀座で 時を忘れ 
友と粋に酔い 夜を明かした粋人を
すずめになぞらえた

ことによるそうです

空が明るくなってきた頃 
チュンチュン というすずめの鳴き声を

若かりし頃の書き手も 
銀座の街で聞いたことがあります

木の枝にとまるスズメ

あの日の仕事はきつかった(苦笑)

銀座の路地裏にたたずむ
ウナギの寝床のようなバーで
カウンターに並んで飲んでいる酔い人の姿が
すずめのように見える

ので
銀座のすずめと呼ばれ始めた 
という説もあるようです

個人的には 
朝のチュンチュンの方が好きです(笑)

楽しく酔いながら そんな話をしていたら
店主の板前さんが
銀座にまつわるエピソードを教えてくれました

銀座のハチミツ の話は有名です

銀座3丁目紙パルプ会館屋上で
ミツバチを飼って
ミツバチの飼育を通じて 
銀座の環境と生態系を感じるとともに

採れたハチミツ等を用いて
銀座の街との共生を感じることを目的とした
銀座ミツバチプロジェクトというのがあります

ビルの屋上でハチミツを作っている様子

テレビや雑誌で何度も紹介されているので
見聞きされた方もおられると思いますが
年を追うごとに収穫量が増えてきて 
もうすぐ年間1トンとか

ビルの屋上でハチミツを作っている様子2


採れたハチミツは 銀座で地産地消!

老舗バーでは
オリジナルカクテルのレシピに加えられ

とれたハチミツを使って作ったオリジナルカクテル

有名なケーキ屋さんや和菓子屋さんでは
銀座ハチミツを使ったスイーツが味わえます

カステラなんかも 味わえちゃう!

とれたハチミツを使って作ったカステラ

ちなみにミツバチさんたちは
皇居や浜離宮や日比谷公園で咲いているお花から
蜜を集めてくるそうで

銀座 皇居 浜離宮の位置関係を示す地図

なんだか 
やんごとないハチミツですね!(笑)

ところが 
銀座ブランドはハチミツにとどまらず
今度は 
銀座のビルの屋上で育てたお米で作った日本酒ができるそうで

ビルの屋上で作っているお米

大手酒蔵の白鶴酒造さんが
2007年から白鶴銀座天空農園プロジェクトを始められ

オリジナルで開発された酒米の「白鶴錦」を
栽培されているそうです

ビルの屋上で作ったお米でできた日本酒

そうなんだ~ 全然知りませんでした

銀座ハチミツにしても 銀座酒米にしても

きっと試行錯誤で大変だったのでしょうが
なんだかこういうお話は 
ほのぼのとして良いです

銀座のビルの屋上で
栽培されたお米で造られた日本酒
ぜひ 味わってみたいです!

でも ふと思ったのですが

白鶴さん

秋の夜長が明けた頃に
チュンチュンと鳴く銀座のすずめに 
実った稲穂を齧られて
お困りではないのでしょうか?

あ でも 銀座のすずめ は

お米で仕込んだものは大好きだけど
お米そのものはかじらないから 
大丈夫ですね?(笑)
高橋医院