都内でインフルエンザの流行が始まりました!
東京都健康安全研究センターは 9/27に 「都内でインフルエンザの流行が開始した」 と発表しました 流行開始は 定点患者報告数が 1人を超えると宣言されますが 9/16~9/22の週で1.06人と 1人を超えました 昨年 流行開始が発表されたのは 12/3でしたから それより2か月以上も早く 2010年以降で最も早い流行期入りで まさに異例の早さです! 赤で示されたグラフが 今年の状況で 拡大図をみると いかに例年に比べて早いかよくわかります 都内で感染者が多いのは 黄色に示された地域で 多摩小平 4.05人 中央区 1.8人 文京区 渋谷区 1.57人 杉並区 1.53人 世田谷区 1.46人 中野区 1.4人 などが多く 中央区も含まれています また全国では 東京に加え 九州 四国 北陸で流行が認められています 患者さんの年齢分布は 10歳未満が60%超となっています 予防にはワクチンが有効ですが 今年度のワクチンは 10月に入ってから接種が可能になります 当院でも 10月はじめにワクチン入荷の予定です ワクチンの効果が出るのに 約2週間かかります 今年は想定外の流行開始の早さですので 9月末現在では ワクチン接種の準備態勢が整っていません ですから ワクチンを接種できるまでは 予防が大切になります なんといっても重要なのは 外出後のこまめな手洗いで これに勝る予防策はありません また 自分の咳に含まれているウイルスが 他の人への感染の原因になりますから 発熱などの症状があり 咳をしている人は 必ずマスクをして 感染を拡げないようにしてください 職場や家庭内で インフルエンザに罹った人がいて その人と接触があってから1~3日以内に 発熱などの症状がある場合は 早目に医療機関を受診してください 予想外の流行開始の早さで 驚きましたが 慌てずに まずは予防に努め 医療機関でのワクチン接種の体制が 整い始めたら ワクチンを接種するようにしてください
高橋医院