某病院に勤務してたころ、と言っても、もう30年近く前のことです。

外科系某科のY先生が、電話をくれました。折り入って話があると。

Y先生は当時既に60歳ぐらいでしたので、年の差30歳ぐらいでしょうか・・

~ちなみに、私が東京医大なので、東京医大の名誉のために記すと、

東京医大の先生ではありませんでした。あしかあらず!

“先生、糖尿病、専門でしょ?実は僕、夜間尿がひどくて、血糖測ったら糖尿病で・・”と。

しかも、よく伺うと、今回糖尿病と言われたわけではなく、20年前ぐらいからとのこと。

最近特に夜尿がひどくて、血糖は500をこえていたと。

“インスリンが必要だと思うけど、インスリンを打ちたくないから、インスリンを飲もうと思うのだけど、どれぐらい飲めばよいかな?”

ええっ?今、インスリンを飲むと・・おっしゃいました?????

私は、なんと言ってよいかわからず・・

う~ん。インスリンには、クレゾールが入っているし、だいたい飲んでも吸収されないし・・

そして、さらに聞いていると、“実は飲んでみたのだ”と!

えーーー!胃とかやられないのだろうか・・大丈夫なのか??

頭がぐるぐるしました・・血糖は変わらなかったそうです。

そりゃそうだ・・・仮に偶然血糖が下がって、効く!と飲み続けなくて良かったです。

ひたすら困ったことを覚えています。

 

そして、それから幾星霜・・

何度も、インスリン注射以外の方法として、インスリンの吸入やら点鼻やらの話題が出ては、消え・・

最近インスリンではありませんが、GLP-1アナログという糖尿病の注射薬が、内服薬として登場!

名前は、リベルサス!ものすごく高度な技術で出来ています。

GLP-1好きの私としては、感慨深いです!

この薬が出たということは、インスリンが内服になる日も近いのでは?と思うのでした。

高橋医院