夜7時すぎに急いで説明室へ。

説明室、こんなに狭かったっけ??と感じる。

C先生が、オペ着に白衣をきて登場、説明用紙に患者:高橋さん、説明受けた人;奥さんとかいた紙に詳しく図を書いて説明してくれる。

普段、奥さんといわれることがないので、なんだか変な感じ

それによると・・・剥離に1時間45分かかり、癒着で大変だったこと、

開けた段階でエコーではなかった腫瘍が透けてみていたこと、

腫瘍がものすごく大きくなっていたことから、

急遽、肝部分切除から肝右葉切除に変更したこと、

それに伴い門脈の右や動脈を切除し胆のうも合わせて切除したとのこと。

先生の手で両手を丸くした表現では直径20㎝ぐらいの小児頭大であった。

4㎝の腫瘍が、短期間でかなりのスピードで大きくなり、

しかも2個あったことに衝撃を受けた。

しかし、その場で迅速に肝部分切除から、肝右葉切除に速やかに変更してくださったことに感謝した。

前もって計画していたことと違うことになったら、ふつう技術がないと自信がないだろうし、改めて外科医に尊敬の念を持った。

あと1時間ぐらいで面会できます。

30分は、リカバリールームで覚醒を待ちますとのことで、1回また家族待合室へ。

びっくり、ネコ親友さんからメールで今から行きます!と。

家族待合室にいらっしゃりびっくり。有難かった。

筑波で仕事の打ち合わせがあり、その帰りとのこと。スーツで登場。

面会時間も過ぎているのに、よく警備の人がいれてくれたと感謝。

1時間ぐらいいてくれて、気がまぎれる。

ネコ親友さんの父上の時の話や、お母様の膵がんの時の話なども伺う。

お互い親戚がいないことなど、いざという時誰を呼んで、お葬式するかなどまで。

手術終わって2時間経過するもののなかなか呼ばれないため、

ピッチの電源確認したりする。

病棟に様子見にいきつつ感謝して彼女とお別れする。すでに21時ちかい。

昼間の食堂に移動して宏樹の待つ。夜景、レインボーブリッジがきれい。

そうこうするうち、男性Nsとイケメンレジデント先生がベッドを運んでいて、ベッド上にピンクの布団にくるまれた宏樹を遠目に目撃。

21時20分ごろ、ピッチが鳴り、病室へ。もう消灯で暗い病棟。

宏樹は麻酔でうとうとしているが、声をかけると覚醒。

麻酔からなかなか覚めなかったよ~というと、

”痛くないよ。取れたって?”と。取れた。だけど、明日先生から説明あると思うけど・・と状況説明。

宏樹はイケメンレジデント先生にもう1個、あやしいものがあったので、とったといわれたと。

そうか・・ますます頑張る気が出てきたと。

化学療法と、免疫療法にブロリコに、エパデール処方して?それと・・と意識はすっかり戻っている。

とってもよいタイミングで手術してもらったねと話す。

なぜなら、はやければ、肝区域切除で、すぐに再発で手術だったかもしれないし、遅ければ、他にメタにして手術できなかったかも。

だから、右葉切除出来て良かったねと話す。なるべくポジティブに、ポジティブに!

ルンバールが入らなくて、3回刺したと。3回目は上の先生に手替わり。

脈拍68~72で酸素5lでSAT100血圧も122/74など落ち着いている。

大学の親友から電話。のちほどかけなおす旨、伝える。

動くと右がいたいけど、胃がおなかすいて痛いというか気持ち悪いと。

おなかすいた?ときくとヨーグルトなら食べられるよとのこと。

Aラインに、末梢はソルデムT1、バルーンにM-tube,ドレーン。

一般的には、管だらけというのだろうなあ、と思いつつ。

ナースコールを手元に置き、手を握って、21時35分ごろ病室をあとにする。

夜風が気持ちよく、親友に電話して、帰宅。

コンビニでご飯を買い、くじで玄米茶があたり、お風呂に入り就寝。

ネコさんたちは寂しかったのか、ローズ枕元、楓足元で、一緒に寝る。

高橋医院