朝8時43分Hよりメールが来て

”今のところ、痛みもなく熱もなく快調です 胃のチューブもぬけた 歩いていいですといわれました どうもありがとう“と。

その後、暇らしくメールでいろいろ話す。

C先生はショートスリーパーで4時間しか寝ない、でもレジデントのD先生は10時間寝るので、一緒の仕事は大変とかなど、たわいもない先生方の話を教えてくれて、

最後に“おなか減った~”と。

私は、クリニックのお昼休みに病院へ。

今日は、患者さんがおしたのと、ややめまいがあるので、タクシーで行く。

本人はいたって快調で多弁。とにかくおなかがすいていると。

“明日から飲水可?”“いやいや、パスでみると、あさって”というとがっかりしている。

歩行練習開始。歩行は病棟で行うようで、リハビリの先生が、すぐに歩けることに驚いていたと喜んでいる。

“5周できますよ”と返事したら、周数じゃないし、術後1日なので無理せずといわれたと。

エピ(硬膜外麻酔)はまだいっており、入れるときに、宏樹いわく、

“きれいな女医さんだったけど2回失敗で、上の先生に電話して相談したら3回目ではいった”と。

結構場所は、上のほうにいれたと。

“失敗するたびに1椎間あがるんだもん。麻酔2時間覚めないのも、絶対麻酔量が多いとか、絶対あの先生のせいだな、綺麗だったけど、まったく 思い当たる。”と。ブツクサ言っている。

“リハの10分前に痛み止めいれたよ”と。エピのボタンをおして、注入したよう。

“今回は痛み止め、これだけ。D先生が初日痛くなくて調子良くても、2日目痛くなる人もいるといっていた”と。

“回診のとき、そういって脅かすんですよ~とC先生に言ったら、みんな笑っていた”と。

朝6時からレジデントさんは開始で、今朝は6時半から、D先生がエコーをやってくれたらしい。

C先生の回診には、若い先生が5人ぐらい来ていて、きっと指導医なんだなと。

昨日の手術はC先生の上司のE先生とC先生が入ってくれて、レジデントのD先生は外回りですといっていたと。

たしかに僕が手術台の上にあがったら、E先生が手を洗いに行ったと思うと。

興味深く、色々今回は観察していた模様。

“術中に手術方法を変えてくれてありがとうございました”と言ったと。

宏樹いわく、“D先生の留学記を読むと、MSアンダーソンに留学し、大腸がんの肝転移の治療を多く経験、右葉拡大手術などが多く日本と違う”とあり、たぶん術中にD先生が経験からしても判断して、右葉拡大手術にしてくれたと思うと。“

C先生の話では、“とにかく癌の母地をなくしたので、大丈夫だろうと、3か月もすれば肝臓はもとに戻りますから”といわれたと。

看護師さんには、“この病院の肝胆膵は一目置かれるぐらい上手な存在なのですよ”と言われたらしい。自分の働いている病院に誇りをもてるのは、素晴らしい~

宏樹は、“良い先生に手術してもらった、この病院に来て良かった”と。

そして、“私が言うように、少し前だったら、癌は1個で部分切除を行い、すぐに再発して、もしかしたらもう1回手術だったかもしれないし、もっと手術が遅ければ、左葉やら、花が咲いたりして(肺)手術不能だったかもしれないから、今のタイミングがベストだったのだと納得している。それにしても、気をもませる展開に、終わりよければすべてよしとはいえ、たまらない。悪運強いなあ”と本人。

“これ以上、手術したくはないなあ”と。“これで、癌のない綺麗な体になった。あとは、とにかく、ケモ頑張らなくっちゃ”と、多弁。

そんな会話をして、2時半に病棟を後に高橋医院へ。

ヘブリンブルーという秋に咲くアサガオ!

高橋医院