当院でのことです。

ある日、年のころ70過ぎの女性が、マルチーズを連れて、切羽詰まった感じで駆け込んできました。

昨日から、下痢でご飯が食べられず、どうしても点滴をしてほしいというのです。

診察すると、確かに脱水だし、点滴は理にかなっているようでした。

その女性は、当院初診です。住所は遠くて、なぜうちにいらしたか不明でした。

しかもイヌも一緒に。

まだホームページもない頃で、私がネコ>イヌ好きとは、知りません。

ちなみに私は、ネコとイヌと両方同時に、生まれた時から一緒に育ったので、どちらも大好きです。

“あの~ワンちゃん可愛いですが、どうしましょう”と聞くと、

患者さんは、“点滴中は、足元で寝るので、大丈夫です。”と。

今日のお告げで東の方角の病院で、イヌと一緒に点滴をしてもらうと良いと出たからわざわざ遠いけれど来たのだと。

しょうがなく、いぬアレルギーの人が来ないことを祈りながら、点滴をしたのでした。

その後、その患者さんはいらっしゃらないので、その後は東の方角は吉方ではないのでしょう・・

わんちゃんは、確かに足元で静かに寝ていました!いまだに謎です。

高橋医院