最初にびっくりしたウジ虫話は、法医学でした。

今では、テレビで法医学のドラマが放映されたりするので、法医学も知られるようになりました。

文字通り、死体は語るの世界です。

かなりすごい授業でした。スライドを使った授業はなかなかのインパクト!

におわないだけ、良かった??

ご遺体にはウジ虫がわくそうで、ウジ虫の大きさを測ることで、死後何日かわかるというものです。

5㎜のウジ虫がいたら、だいたい死後5日などです。わすれられません。

そして、何十年後・・

看護師さんに“先生!大変だったんだから!!”といきなり、怒られました。“なに?”

私が不在の日に・・

なんと・・

”隣の部屋から、悪臭がする!”と、同じアパートの住人が大家さんに連絡し、

大家さんが合鍵で私の患者さんの部屋を開けたら、患者さんが倒れていたそうです。

その近くに、私の名前の書いてある処方箋が落ちていたとかで、

私の勤務先の某大学病院に救急搬送されました。

内科に搬送後、急変したため、院内ホットラインがなり、救命救急に搬送になったそうです。

そこまでは、大変ですが、問題なく・・

問題は、患者さんは、乳がんも患っていました。

なぜか本人は治療拒否で、今回乳がんが破裂したようで・・しかもそこにウジ虫がわいていたのです。

ウジ虫がわいていると、消毒が必要で、

内科外来→救急外来までの廊下にエレベーター→救急外来すべてを消毒しないといけません・・

それが一大事だったようで、怒られたのでした!

私の書いた処方箋が落ちていただけだけど~

いやはや・・
糖尿病の壊疽の治療に、無菌ウジ虫療法があります。

無菌的に育てたられたウジを1cmあたり何匹と入れて、壊死した組織を食べてもらい、

飛び立つところでお役ごめんとなる治療です。

へんにメスで壊死した組織を切り取るより、とてもきれいにしかも痛くなく治療ができます。

実際にやった方の組織もきれいでした!考えた人はすごい!

本日は、写真割愛します・・話題がね・・

高橋医院