貨幣状頭痛
先日、ふと頭に手をやると、痛い！ヘルペスでもできる前触れ？というぐらい痛い！
ヘルペスのように神経に沿って痛いのではなく、後頭部で直径3cm大の円で痛い。押すと痛い！
脳の中というのではなく、頭皮？硬膜？の痛みという感じです。
血流でも悪いのかしらん、凝っているのかしらん、と自己流のマッサージをしてみましたが、痛い！
2日ぐらい続いて、自然に痛みが消えました。
ちょうどそんな時、内科学会誌の特集が、“典型例から紐解く頭痛の診断と治療”
何の気なしに読んでいたら、ありました！貨幣状頭痛！
“局所構造物の病変が存在しない状態で、頭皮の境界明瞭な小領域に様々な持続時間で痛みが生じることを特徴とする”
そうで、
“疼痛部位に皮膚の萎縮や色調変化がみられることもある”のだとか。
さすがに、自分の後頭部は、ミエナイ。
頭頂部や後頭部に多く円形あるいは楕円形で１～6cm大、圧迫性の疼痛が多いようで、ぴったりです。
数時間から3か月以上続くものもあり、結局原因不明・・多分皮膚神経終末枝で生じた神経痛とのこと。
海外では、A型ボツリヌス菌を注射することもあるとか。
勉強になると同時に、問題のない頭痛であることがわかり、良かったです！
なぜ起きるかの原因は不明ですが～
貨幣と聞くと、お札をイメージしてしまうのは私だけ？
ちょうど、500円玉ぐらいでした！
高橋医院
