薬の種類は、いったいどれぐらいあるのか、毎年発売される“今日の治療薬”は、どんどん厚くなっています。

無くなる薬もあるわけで、昔の“今日の治療薬”をみると、懐かしかったりします。

敢えて、医師1年目の時の“今日の治療薬”をとってあります。今の本と厚さが半分です!

この本、実は、愛読書!色々見てると面白いです。

ある時、某、金属会社のコマーシャル“”純金プラチナ、コツコツ“を聞いていて、あ~純金もプラチナも治療薬だと思ったのでした。

昨今の金属の上がり方が異常なためか、このコマーシャルを見かけなくなった気がします。

特にプラチナは抗がん剤として、使います。シスプラチンなどで、DNA複製阻害の機序で、あらゆる固形がんに使います。

金は、以前シオゾールという名でリウマチに使われていました。

最近は免疫抑制薬や生物製剤がメインになり、金製剤は使われることはなくなりました。

金を使っていたのを知っている私は、時代を感じます!

金沢では、金箔入りソフトとかお菓子がありましたね!

金の次は銀?

銀は、消毒とか、仁丹が有名でしょうか。

その他、レントゲンフィルムには銀が含まれています。ですので、古いレントゲンフィルムは回収して、銀をとってリサイクルします。

銅はそのものでの薬はありませんが、点滴で微量に補ったりはします。

そのほか、最近ではみかけませんが、抗菌作用から、医療器具に使われたりしていて、以前祖父の家に、銅製の薬用スプーンがあった記憶があります。

色々、薬を知ると、面白いです。

高橋医院