健康診断をなぜ受けるか?
中央区・内科・高橋医院の 健康診断に関する情報 4月から新年度になって 健康診断を受けた方 これから受ける方が 増えていると思います そこで今日から 健診にまつわる話題をご紹介します <健康診断を受けることの意義> 健康診断を受けることは 健康について考えるきっかけになります 将来 病気にならないようにするため 健康診断を受けて 現在の健康状態をチェックし 生活習慣病があれば早期発見して 生活習慣を見直し 改善するきっかけにするのです <健康診断の前日の食事 運動などで注意すべきこと> @食事時間 検査が *午前なら12時間前 *午後なら6時間前 までに食事を済ましてください これが守られないと 血糖値 尿糖 中性脂肪などに 異常値が出る可能性があります @前日の食事で注意すべきこと *脂っこい食事 焼肉 ラーメン ピザ などを多く食べると 中性脂肪が高くなります *ケーキなどの甘いもの をたくさん食べると 血糖値 中性脂肪 尿糖が 高くなります @飲酒の影響 *尿蛋白 尿糖 尿酸値 血糖値 中性脂肪などに 異常値が出る可能性があります *肝機能は 前日の飲酒だけでは影響されず 普段からの影響の方が大きいです よく 健診前に 飲酒を控える方がおられますが 付け焼刃の対処は無意味で それくらいの対処では 検査値に良い影響は出ません *日常生活での飲酒動態が 肝機能に及ぼす影響を調べるのが 健診の目的ですから 普段通りのお酒の飲み方をして 健診を受けられてください @1週間くらい前から 激しい運動は避けましょう *CPK AST ALT 尿蛋白などで 異常が見られることがあります *運動による筋肉疲労 脱水が 原因となります *激しい筋トレ マラソンなどは要注意です さて 健康診断の結果が出たら 以下の点に留意して対処しましょう <検査の基準値とは?> @20~60歳くらいまでの 健康な人の検査成績をもとに 上限 下限の2.5%ずつを除外したものが 基準値になります @結果が基準値内にない場合は より精密な検査が必要となります @たとえ基準値内にあっても 上限ギリギリの場合は 油断は禁物で この機会に生活習慣の見直し 改善を 考慮すべきです <50歳代では8割の方に なんらかの異常が認められます> @健康診断結果で 年齢とともに 「要経過観察」や「再検査」 といった判定が出やすいのが 血圧 血糖 脂質 尿酸といった 生活習慣病関連の項目で 50歳代では8割の方で なんらかの異常が認められます @これらの項目のひとつで 異常値がある方は 将来 関連する他の項目で 異常が出てくるリスクが高いので 要注意です @異常値が見られる場合 食べ過ぎや野菜不足といった食習慣が 原因のことが多いです @これらの異常は いずれも 動脈硬化 ひいては心筋梗塞や脳梗塞の リスクを高めます では 健診結果で異常値が出たら どう対処したら良いか 次回に解説します
高橋医院