ビル・ゲイツが語るパンデミック
前回に引き続き ニューズウイークの インタビュー記事の紹介を続けます ポストパンデミックの世界では 現在の超大国 アメリカ 中国はどうなるのでしょう? @ハーバードの研究員のジョセフ・ナイさん アメリカも単独では安全を守れないと 世界におけるアメリカの立ち位置について 語ります アメリカのような超大国でも 単独で自国の安全は守れない トランプが提唱する 一国主義による国家安全保障戦略は誤りだ AIシステムをはじめとする新たな技術 コンピューターウイルス 病原体 放射能などの 21世紀が抱える問題 これら全てがグローバルなものなので 世界の国々が協力して リスクを減らす必要があり そのためには 合意に基づく通報システム 共通の危機管理計画を用意しないとダメ 今のアメリカは 世界の新しい現実に即した戦略を描けていない @シンガポール大学フェローのキショール・マブパニさん アメリカに代わり中国が グローバルな世界経済の主役になると 予想します グローバル化にも国際貿易にも 幻滅しているアメリカは 超大国としての地位に固執し 中国と地政学的なゼロサムゲームを続けるか それとも中国と協力していくか そこがポイントだと語ります ポストパンデミックの世界で 中国の立ち位置がどうなるか アメリカとの関係がどうなるか という点は 多くの人が気にかけています 書き手は 中国が変われるかがポイントだと思いますが おそらく変われないでしょう? <日本経済新聞> 日経は 国内外の識者たちにインタビューしました ちなみに 最近の日経の社会記事 文化記事は タイムリーで充実していて 他の新聞社に差をつけていると思います で フランスのジャック・アタリ イスラエルのユヴァル・ノア・ハラリにも インタビューしていますが 彼等はNHKや朝日も記事にしているので 別の機会に詳しく紹介します 最初に登場するのが ビル・ゲイツ 世界に冠たるマイクロソフトの総帥は 今こそグローバルな取り組みが必要だ と主張します 各国政府は 自国の対応に専ら集中しているが 世界のリーダーたちは たとえ自国での状況が改善に向っても このウイルスが世界のどこかに存在している限り 全世界の人が危険にさらされることを 認識しなければならない 欧米の先進諸国が 今後数カ月で抑え込みに成功しても パンデミックが完全にコントロールされない限り 再び襲ってくる可能性は大きい だからこそ国際社会は パンデミックに対し グローバル体制で取り組まなければならない 市場は パンデミック下では機能しないリスクがあるので 各国首脳はWHOなどと協力して 全参加国が指針とする 行動ガイドラインを作るべきだ ワクチンの開発は パンデミックを克服する唯一の手段なので 世界が協力して ワクチンの研究開発の資金を拠出すべきで ワクチンが完成した暁には その分配に不平等が生じないように 注意する必要がある パンデミックの困難な状況下だからこそ 私たちは一緒に闘わなければならない と強く訴えます 彼は トランプのWHOへの資金拠出停止についても 激しい抗議をしています 世界の大金持ちの お金の使い方の道標になって欲しいですね! そういえば トランプはついに WHO脱退を宣言しましたね! いやはや、、、
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