PCRで唾液に思うこと
コロナが流行るまで、こんなに他人の唾液を見ることはありませんでした!
今まで、唾液の検査は、シェーグレン症候群のガムテストぐらいでした。
ガムテストとは、唾液が少なくなる病気の診断の補助に使います。
唾液検査で思ったことは2つあります。
1つは、若い人の方が、唾液量が多いということ。貯めるまでの時間が短い!
2つ目は、若い人を含めて、血液が混じっている割合が多いこと
この血液が混じっているのは、歯槽膿漏が原因と思われます。年齢とともに、歯槽膿漏は増えると思っていたのですが、20代の若者でも、歯槽膿漏があるようで、ちょっと衝撃でした。
PCR用の容器・・ただいま、品薄中・・・
以前、緊急入院してきた患者さんで、頬に穴が開いている方がいました。
最初、形成外科に相談したのですが、口腔外科に相談を!と言われました。
なんと、外歯瘻(がいしろう)といい、歯槽膿漏から、頬に穴があいて、外部に交通してしまうものだそうです。
治療は、抜歯と歯槽膿漏の治療。
その患者さんも、治療して穴はふさがりました。良かった!
どうぞ、PCRの検査で血が混じった方、歯科受診してくださいね。
ちなみに外歯瘻、わんちゃんに多いそうです。