まさかの1回目の緊急手術とストーマ(2)
A病院に到着。A病院言われた部屋に直行すると、本人看護師さん,先生がいて、私の到着を待って、そのまま緊急で手術室へ。
A先生に病棟で、御嬢さんですか?といわれ、それを宏樹は半ば面白そうに聞いていた。
A先生から、癌がラプシャーしており、救命のための手術で最悪ストーマ(人工肛門)だけ立てて帰ってくる、急変もありうること、とれればとってくるがその可能性は低いこと、ICUに入ることの説明を受ける。
承諾書は本人がサイン済み。一緒にエレベーターで手術室へ。オペ室の自動ドアの中に入いりそうになり、“ここ私が入ったら、だめなエリアですよね?”と聞くもののだれも静止しないため、10mぐらい入り、送ってでる。多分、みな、それどころではなかった模様。
本人は、A先生に“僕のおなかは黒い=腹黒い と思うので、よろしく”といったのに、笑ってくれなかった。と。
ちなにみ、本人は、その会話は全く記憶になく、後日看護師さんに、“苦しい時にそんな冗談言わなくても大丈夫”と言ったのですよ、といわれたらしい。
またオペ室に向かう最中、“すみません!”と気を使っていて、“こんな状況の時、ふつう自が出て大変なのに、きっと良い人?なんだとうなと思った”と看護師さんにいわれたと。これは1か月後の話。
また、心エコーの際、“これから手術のため、13時入室のために急いでエコーをやっている”といわれ、初めて待機的手術入院ではなく、これから緊急手術なのだと認識したと宏樹は言っていた。
結局、13時半ごろ入室。手術が終わったら、連絡がくるとのことで、家族待合室で待つように言われる。
どうしても、仕事に戻らないといけないことを話すと、自己責任のように言われ、特にA先生は怒りモード・・
1回、病室にもどり、男性看護師さんにいろいろ説明を受け、マーキングペン借りて、名前を書いたりなど入院準備をする。
隣の患者の妻60代後半?らしき人が話かけてきて、すぐ手術できてうらやましいとか、今晩は帰ってくるのかなど聞かれた。
宏樹がいないとわかると、椅子をこちらのほうまで広げ、場所を取ろうとするのが、見え、無視するが、こちらの準備などに支障をきたしたため、すみません、椅子を・・とすこしどけてもらう。
病院で、患者さん同士の部屋の陣地争いを見てきたが、まさかここで遭遇するとは・・そして、家族含めたあさましさに辟易した。いきなりの洗礼だった・・
個室を希望するが、聞くと今は空いていないため、緊急で入った部屋と説明された。
ICUから退室したら個室に移動できるだろうとのこと。ICUの間バックベッドはないらしく、1階のロッカーに貴重品以外入れておくように言われる。
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