病院へ。救急車内の血圧は70/40と血圧は下がり、脈拍140/分 SAT90 %で6l酸素投与で、100になり、本人は少し楽になったと。

かなり重症・・

そのまま救急外来へ。救急外来には、師長さん一人で、がらんとしていて、普通の病院の救外とは大分ちがった。

師長はベッドがないことを強調。病院についたところで、点滴が途中で外れており、そのまま抜針。

すぐに当直の先生が来て、問診、鼠径から血ガス、採血一式行い、手首でラインとりつつ、血液培養へ。

こういう点滴、僕割と上手といわれてますと。データも渡す。

鼠径からの動脈採血のあと、代わりに私が止血する。

イグザレルト飲んでるので、もう少し抑えています、とイグザレルト内服をアピール。

前回の主治医の中の一番下の先生登場。人は良さそうだが。

救急外来の先生が、造影CTとりたいけど、腎機能がまだ云々というので、本日のeGFR80以上あり、大丈夫ですと私が答え、承諾書にサインする。

車いすで行くといわれ、本人がこのままいけませんか?ちょっと車椅子無理ですというと、そのままストレッチャーでCTへ。

救外の先生が、前回主治医先生にこのこと以外の仕事すべてかたずけてきて?と依頼している。

その後、たどたどしく前回主治医先生よりマーゲンチューブ(胃管)入れますと説明あり、挿入して、胃の内容物をシリンジで引く。

ちなみに16Fr.途中、先生に他の仕事ができたため、他に人がいないため、私が手替わりし、トータル200ml廃液して終了。

師長も登場し、超緊急手術と麻酔科と、大騒ぎであちこちに電話したため、私たちが、手術??となった。

そこに、救外の先生が登場し、

”放射線科の先生もみてくれて、多分腸管が破れている可能性が・・開けてみないとわかりません。

もう聞いてしまったかもしれませんが、手術します!と。外来のA先生にも連絡が取れて、今病院に向かっています。”と。

とにかくびっくり・・・初期治療が良かったと言われる。

麻酔科、ICUにも連絡、各所OKで21時にA先生登場。

ブルーのストライプのシャツに紺系のネクタイに前をあけて白衣を着て、登場。

目も顔も赤くて、間違いなく酔っていた。申し訳ないけれど、しょうがない・・

9時20分入室ですとのことで、A先生より、輸血、手術、ICU入室の承諾書をもらい、その場でサインし、

患者用と、病院用に私が自分で仕分けし、患者用を自分でもらい、病院用をそろえて先生へ。

なんとなく、おっ!という感じだった。

本人と私に、”とにかく緊急であけてみないとわからない、小腸ストーマを作るかもとのこと。”

とにかく、”よろしくお願いいたします”と。一緒に裏エレベーターで、オペ室へ。

宏樹は、紺のチェックのパジャマをきていたが、家からずっとパジャマはおなかがはだけていた。

オペ室前で頑張ってと宏樹を送り出し、オペ室の入ったところの右側の黄緑色の椅子に荷物を置き、看護師さんをまった。

看護師さんが来て、携帯電話をうけとり、一緒に9階のオペ室からエレベーターに乗り、私は8階の家族控室へ。

救急隊搬送の時に使用した毛布と枕を手術室の椅子に置き忘れたことを思い出し、こっそり裏エレベータで手術室へ。

帰り、裏エレベーターにドクターがいたため、すみません一緒に乗せてくださいとお願いし、8階で降りた。

 

高橋医院