当然、だーれもいない病院、家族控室。

時々、守衛さんが歩いていた。

待っている間、毛布を枕にねたり、友人とメール。皆、励ましてくれた。

夜10時半ごろ、クリニックのスタッフからメール。

”もうあの空間に耐えられないから、来週からいけませんと。子育てにも影響がでているので、もう無理です”と。

”今、緊急手術中で、対応に苦慮する。泣きっ面に蜂・・

夜、12時41分に手術終了。

説明室の右側にA先生登場で、手術の説明。

回盲部より10㎝ぐらいのところで前回バイパス。今回どこがさけたのか、みつからなかった。開けた時は、もうとまっていた。

腸がものすごく炎症をおこしていて、癒着していて、剥離すると、さらに腸がさけそうであったので、10Lの生食で洗った。

多分炎症で、自然に癒着して穴はふさがったと思われると。今回小腸ストーマを立てた。

ストーマが2つになったが、良くなれば、戻すことも可能と。(でもやらなさそうな雰囲気。)

創離解するとやっかいで、何か月も入院になるかもしれないと。その間ケモができないので、がんが進むかもしれない。

様子を見て、骨盤腔をきれいにとるオペを考えるが、今すぐはできない。

血圧も低いので、麻酔科は抜管できれば、するとのことだが、多分今日はそのまま抜管しないだろう”と。

”真夜中にありがとうございました”とお礼を言い、また、携帯を持って控室へ。

その後、2時20分にICUに呼ばれ、ICUでICUの書類にサインしたり、誰が面会するかなど書き込み、本人に会う。挿管されて意識はない状態であった。

ノルアド、プロポフォール、フェンタニル、ヌクレオチド ラクテック、Aラインなどがついていた。

右内頸にCVもいれたので、その承諾書もということで、サインする。

耳は聞こえていると言われているといので、”終わったよ、良かったね。”と手を触り、2時40分にICUをあとに、帰宅。

外で、毛布と枕を持ってタクシーを拾うと、運転手さんに”野宿ですか?”と聞かれ、ぶっ飛ぶ。

確かに女性が枕と毛布を持って浮かない顔して、夜中3時ごろタクシーを拾うと、喧嘩して、家出して野宿!

確かに・・普通はそういう発想だな・・と理解。

家に帰ると、ローズとデイジー楓は8階にいて、ローズは、一番右奥の椅子、デイジーは床にいた。

とにかくシャワーを浴び、翌日富津で仕事がありで5時半おきのため、3時過ぎに就寝。

 今年の初水仙

高橋医院