シンデレラ・藪蕎麦・メイド喫茶
パラノイアなGW日記・第1弾 真夏のような陽射しだった日曜日 まずは上野でシンデレラです シンデレラといっても ディズニー映画を見に行ったわけではありません(笑) 英国バーミンガム・ロイヤルバレエの日本公演最終日 バレエでシンデレラを見るのは初めてですが うーん もうひとつかな? そこそこ美しかったのですが すごく訴えかけてくるものがなかったように感じました 12時の時報の前に 夢の世界から現実世界に戻ることを 余儀なくされるシンデレラ 切ないですよね、、、 このシンデレラは ペロー版をもとに演出されていましたが オリジナルのグリム版は かなりおどろおどろしい意地悪なストーリーです 王子がガラスの靴の持ち主を探し歩いて シンデレラの家に来たとき 最初に意地悪な異母姉が靴が履けるか試すシーンで シンデレラは意地悪な継母の耳元にこう呟きます 「王女になれば自分の足で歩く必要なんてないんだから 足が大きくて靴にフィットしないなら フィットするように 爪先やかかとを切り落としてしまえばいい」 そして異母姉のひとりは爪先を もうひとりは踵を 母の手によって切り落とされます グリム童話って ホントはかなりブラックだけれど 大人にはそちらの方が面白い気がしないでもない(苦笑) 皆さんは グリム版とペロー版 どちらがお好きですか?(笑) 上野をあとにして向ったのは 神田の藪蕎麦 いつも店前に長蛇の列なので これまでは列を見ただけで断念して 店内に入る機会はありませんでしたが 昼と夕の間の時間帯だったためか 30分ほど並んだだけで席につくことができました まだ外が明るいうちから 蕎麦屋でこちらを嗜む ちょっと大人になった気分がします(笑) 蕎麦屋というと 冷酒より熱燗のイメージなのが不思議です ねり味噌もピリ辛で美味です お酒をちびちびやりながら 穴子の白焼きを塩でいただく(美味しい!) そしてせいろ 一緒に行かれた方は好物の蕎麦寿司です ここでちょっとウンチク(苦笑) 藪 初めて来ましたが これが有名な藪独特の緑色のそばですね! 江戸の三大蕎麦一門といえば 藪 更科 砂場 藪の蕎麦は 蕎麦の実の甘皮をつけたままで挽くので 甘皮の緑色がついています(だったと思う、、、) 甘皮をとってから挽く 更科の真っ白いお蕎麦とは好対照です そばつゆがからいのも藪の特徴です 一緒に行かれた方は あまりの辛さに驚かれていました(笑) その辛い汁に蕎麦の先を少しだけつけてから 勢いよく手繰って 鼻腔に吸い込んだ甘皮の蕎麦の香りを楽しむのが 藪での正しいお蕎麦のいただき方だそうで、、、 そうそう 藪では蕎麦湯は四角い湯桶でなく 急須ででてくるのですね これも藪の伝統なのでしょうか? ご存知の方がおられたら教えてください 店内には お帳場の女性が 注文を独特の節回しで読み上げる音色が 通奏低音のように響いています 従業員さんの「いらっしゃいませ~」の声も同じ節回しで 時々ハモって妙に面白い もう40年以上続けられている 神田藪の伝統だそうです 6時を過ぎると 読み上げ係が若い女性から着物姿のおかみさんに変わります 隣の席の常連さんと思われるおばさまが 「やはりおかみさんの声は落ち着くわ~」 と言われていました さすがに伝統のあるお店は 色々な意味で奥深いです 個人的には 更科より藪の方が好みかな、、、 良い気分で秋葉原の駅まで歩きます 通りすがりのお店の軒先に貼ってあった 神田の夏祭りのポスターは こんな感じ さすが秋葉原に近いだけあって?(笑) そして世界に冠たる秋葉原のカルチャーといえば やっぱりこれでしょ? 「オジサン お店に入るとメイドさんと一緒に 写真が撮れますよ!」 と彼女に誘われましたが 日本酒を1合飲んだだけなので 大脳皮質の抑制はまだ機能しており 寄り道せずにお家に帰れました? 神田藪は初体験できたので 次の初体験は 「お帰りなさいませ ご主人さま」?(苦笑) それにしても アキバ 聞きしに勝る異空間ですね(笑)
高橋医院