ジンかウオッカか? シェイクかステアか?
すみません 最初から謝っておきます! アルコールと肥満の話を始めてしまったので ついつい これまで封印していた 書き手の左利きの本性が頭をもたげてしまい お酒ネタを書きたくなり、、、 だって お酒ネタは控えろと 多方面から指導が入っているので(苦笑) でも今日は週末の金曜日ですから お許し願えます?(笑) イラストに描かれた飲みっぷりのいい女性の肝臓は 週末はお休みするようですが (my liver just called in sick と言ってますから) あいにく書き手の肝臓は週末も元気でして 前の日曜日にうかがったステーキハウスで 食前酒のリストを見て なかなか魅力的なラインナップに 思わず笑みがこぼれてしまいました(苦笑) で プロ(?)が ランチでいただくお酒と言えば そりゃ蒸留酒ですね! だって蒸留してあるから 無色無臭 ワインやビールのようにアルコール臭がしないから ランチで飲んでもバレない! あ 日曜だからバレても良いのか?(笑) ということで アメリカンスタイルのレストランですから あちらの食文化に敬意を表して 昼間からマティーニを いただくことにしましょう! (マティーニはニューヨーク生まれですから!) ちょうどいいことに お店のリストにはたくさんの種類のマティーニが 並んでいます マティーニは奥が深いです、、、 書き手はマティーニ本を数冊は読みました さすが勉強家ですね?(笑) バーやレストランでマティーニを頼むと 「ジン or ウオッカ?」と聞かれます 背伸びしていた頃 そう聞かれて 「えっ なに なに?」 とうろたえたものです(苦笑) ジンをベースにするか ウオッカをベースにするか 書き手は若い頃は ジン・マティーニばかり飲んでしましたが 最近はウオッカ・マティーニが贔屓です 少しは大人になったということでしょうか?(苦笑) ジェームス・ボンドの好みは ウオッカ・マティーニ ステアせずシェイクで 確かレモンピールの香りも かけてはいけないのでしたね ウィストン・チャーチルの好みは ジン・マティーニ エクストラドライがお好みの彼は 氷で冷やしたジンを舐めながら 傍らに座らせた美女に マティーニを作るときに加えるドライヴェルモットを 口に含ませ 彼に向かってふっと吐息を吐かせながら 楽しんだとか(ウソウソ) これって 大人の世界ですか?(苦笑) さて 書き手が食前酒に頼んだのは Dirty Martini ほのかなオリーブの香りがクセになる かなり大人なマティーニ と メニューに書いてあります 初めていただきましたが 確かにしっかりとした味わいで美味しい! ここで使ってあるウオッカの銘柄を聞いたら 単なる変なオヤジですね(苦笑) そして しっかりとお肉をいただいたあとの 食後酒に頼んだのが Smoky Martini アイラモルトのスモーキーなピート香が特徴の かなりドライな大人のマティーニ と メニューには記されています これも初めていただきましたが とても個性のある味わいで魅力的でした あまり美味しかったので 作り方をうかがったら わざわざバーテンダーさんが席まで来られて 説明してくださいました Dirty Martini は しっかりしたウオッカを用いて オリーブオイル数滴垂らして シェイクする 確かにオリーブオイルの香りと味が ウオッカの力強さを引き立てていました Smoky Martini は ジンにアイラモルトウイスキーを加えて ステアする 確かにアイラモルト(アードベックだそうです)の スモーキーな香りが ジンの爽やかさとうまい具合に共存していました アイラモルトについてもたっぷりと語りたいけど 今は止めておきます それを聞いて このレシピは良くできていると 左利きは感心しましたよ! まず素材の組み合わせですが オリーブオイルにジンだと ジンが負けてしまうし アイラモルトにウオッカだと 喧嘩してお互いの良さを 打ち消し合ってしまう だから オリーブオイルにはウオッカ アイラモルトにはジン よく考えてあるものです それから シェイクとステアの使い分けも 理に適っていると思いました シェイクにより オリーブオイルとウオッカがしっかり混ざることで 一体感のある美味しさが演出される ステアだと充分に混ざらないので それぞれが別個に存在を 主張しあってしまうでしょう 水と油でもありますから まさにシェイクの本領発揮です 一方 アイラモルトとジンは シェイクでなくステアすることで 敢えて強く混ざり合わせない それにより それぞれの風味を個別に主張させつつ 両者のハーモニーを上手く醸しださせる シェイクとステアの使い分けの重要さを 再認識させていただきました いったい何をわけのわからないことを グダグダ言ってるの? と思われるでしょうが 昼間からマティーニを2杯飲んで 良い気分になった左利きは うーん やっぱりマティーニは奥が深いと 妙に納得したのですよ(苦笑) そういえば 六本木にあるライオンさんロゴのホテルのバーには The Diamond is forever Martini という 凄いネーミングのマティーニがあるそうですね グラスの底に 1カラットのホンモノのダイヤモンド (確かブルガリ製)が 沈んでいるマティーニで 2万ドルくらいのお値段ですが なんとホントにこれを注文された方が これまでに何人もおられたそうで! 注文を受けたお店の方は 「Gin or Vodka?」「Stir or Shake?」 と聞かれたのでしょうか?
高橋医院