このくそ暑い夜に
書き手は 見知らぬ村の1本道を歩いています 見わたす限り広がる田畑 遠くには 頂に雪をかぶった高い山が見えます いきかう人はほとんどいなくて 木々も枯れていて なんとなく寂しい風景です いったいどうして こんなところを ひとりで歩いているのかな? 夜になって 民宿のような宿の一室で ベッドに腰掛けて 寝る準備をしています 夕食に何を食べたか覚えていない なんとなく夜中は寒そうです うーん 防寒着を持ってくればよかったなと 後悔していたら 良いタイミングで 宿のおばあさんが 湯たんぽを準備しようか? と聞いてきてくれました はい お願いします と答えると おばあさんは 枕くらいの大きさの袋を持ってきてくれました 触ると確かに暖かい それを布団の中に入れて 寝ることにしました 夜中に 背中がとても熱く しかも押されているような感じがして 目が覚めました へんだなと思って 背中の方を見ると 足元に置いてあった湯たんぽの袋が 背中にくっついています そして 袋がもぞもぞと動いている なに? と思って 袋のなかをのぞいてみると なんと そこにいたのは! えーっ なんで楓がここにいるの? と びっくりしたところで 目が覚めました 夢だったのですね!(笑) そして リアルに後ろを振り返ると ホンモノの楓が 書き手の背中にぴったりくっついて ベッドの真ん中で 長々と寝ていました あのねえ 楓さん どうして夏の暑い夜に わざわざくっついて寝るわけ? 冷房は寝る前に消したから 寒いわけでもないでしょう? 楓は眠そうに こちらを見ています あなたも暑いんじゃないの?(笑) ちなみに 糖尿病専門医さんは 火事で すごく熱い思いをした夢を見て はっと目が覚めたら ネコさんが首のところにくっついて 寝ていたことがあったそうです 夢って スゴイですね!(笑)
高橋医院