興奮する! HIROMI
ステージが明るくライトアップされ いよいよ HIROMI と EDMAR が登場しました ふたりとも小柄! EDMARは 書き手の知り合いのコロンビア人と同じで やや褐色の肌合いで 陽気で優しい雰囲気が 全身から醸し出されています コロンビアの首都ボゴタの出身 書き手の留学時代のボスのManuelも ボゴダ産まれだったので 懐かしい! それにしても ステージの上にあるのは グランドピアノとハープだけ というのも初めて見る光景です! しかもハープは 見慣れている大きなどっしりとしたものでなく ちょうど小柄なEDMARの背丈くらいの 小ぶりなもので 電源装置と接続しているから エレクトリックなのかな? ちなみに あとで聞いた話だと 彼が演奏していたのは コロンビアン・ハープという楽器で 弦の数がオリジナル・ハープより 2本多い34本だそうです (オリジナル・ハープが32弦だなんて 知りませんでした!) で もうひとつ つかみで驚いたのが HIROMIの髪型 後ろの方が 爆発していました! お似合いだけど 整髪剤で塗り固めたのかな? ふたりは 去年の6月のモントリオールのジャズフェスで 初めて出会ったそうです HIROMIは EDMARのソロのハープ演奏を聴いて It was jaw-dropping experience. I was like WOW ! 口があんぐりするほど驚いた! ハープってこんな楽器だったの? と 驚いたそうです 一方 EDMARは HIROMIのピアノ・ソロを初めて見聞きして やはり WOW! で(笑) 他のどんなピアニストとも違う これまで見たことがないような 彼女のエネルギッシュなタッチに驚愕したそうです そしてふたりはお互いに 私たちは同じ音楽の言葉を共有していて 簡単にコラボできるだろうと感じ 実際に一緒にセッションしてみたら ケミストリーが予想以上にすごくて驚いた と語っていました うーん どんな ケミストリーを体験できるのかな? ワクワクします! そして ライブが始まりましたが すごいです! 興奮します! 鳥肌が立っちゃう! 初めての ナマHIROMI ! 鍵盤が壊れてしまうのでは? と思うくらいの力強いタッチ 勢い余って立ちあがって演奏 表情もすごくエネルギッシュで ピアノと格闘している雰囲気?(笑) で EDMARとしっかりアイコンタクトしながら 進めていくのですが なかば即興なのかな? EDMARは ハープ全体を抱きかかえるようにしながら 左手を伸ばして長い弦の低音部を 右手で手前の短い弦の高音部をつまびく 両手の指が 絶え間なくリズミカルに動きます まるでハープが 指とつながった体の一部のようです ハープというと チャイコフスキーのバレエ音楽などで 優雅で落ち着いた音色を奏でてくれる楽器 という印象でしたが うーん HOROMIが感じたような ハープの概念が変わる まさにそんな WOW!の世界が 目の前で繰り広げられて びっくり! 低音部は まるでベースのような音の響きで 高音部の従来のハープらしい音色と 絶妙にマッチして 経験したことがないような音の世界が広がっています そして ピアノとハープのケミストリー! お互いが支え合い 補完しながら サビの部分では 一緒に一気に 大いに盛り上がる! オーデイエンスは 総立ち! 書き手も糖尿病専門医さんも 思わず立ち上がって 頭の上で拍手していました! もちろん HIROMI EDMARそれぞれが しっとりと聴かせてくれたソロパートも 心に染み入りました いやー 初ナマ HIROMI そして 想像していた域をはるかに越えた EDMARとのケミストリー 素敵な時間を 楽しませていただきました! 帰りに思わずCDを買っちゃいましたよ!(笑) HIROMIさん 以前のThe Trio Projectのときも思ったけれど コラボメンバーを選ぶセンスがあるよね! これからも 目が離せないです! そうそう 糖尿病専門医さんが発見したのですが フロアのオーディンエスのなかに ご高齢の男性の二人組の方がおられて 曲に合わせて 身体を自然に絶妙にスイングされていて その振る舞いが とても格好良かった! たまたまHIROMIが ステージでのトークで この世界は現役の長老プレーヤーが多くて 50歳過ぎてやっと大人扱い 38歳の私はまだベビー 80歳過ぎの尊敬するミュージシャンに いちばん気に入っているアルバムはどれですか? と聞いたら Next one! と答えられたそうで そういう大人になりたいなあ~と 同年代のEDMARと話しています と語っていましたが 書き手も あんなフロアのおじいさんのようになりたいな! と思いました(笑) 幸せ気分で 帰りに表参道を通ったら イルミネーションのライトアップが始まっていました!
高橋医院