キスするように肉を焼く
WAGYUの話題を紹介しましたが NHKでは ステーキ関連番組を他にも放送していました そのひとつが ステーキ 世界一の旅 ステーキに造詣の深い 和知徹シェフと 俳優の佐々木蔵之介さんが 美味しいステーキを味わうために 世界各地を旅します 最初に訪れたのは アメリカはテキサスの 全米から客が集まるというステーキハウス ホワイトハウスまで出向いて 大統領にステーキを焼いたという 有名なシェフのお店です テキサスの片田舎にあるので 店構えは至ってシンプルですが 車で何時間もかけてきたというお客さんたちで 店内はとても賑わっています アメリカは 世界一の牛肉生産量を誇りますが そのなかでもテキサスは 全米一の肉牛の産地です さて このお店のシェフが申されるに リブアイがいちばんのお勧め ステーキを食べるとき メニューには色々な種類が並んでいて いったいどれが 牛さんのどこの部位で どんな味がするか 他の部位とは何が違うか とても迷うことが多いのですが リブアイは あばら骨の部分で 有名なサーロインの前に位置し ちょっとオイリーですが ステーキの美味しさを堪能できるので 玄人好みとか 個人的には 体のために脂の少ないフィレを 注文することが多いのですが たまにリブロースを食べると 脂の美味しさに 幸せな気持ちになります(苦笑) さて ここで ステーキの焼き方に関する 和知シェフのワンポイントアドバイス レアは 香りを楽しむ ミディアムは 肉汁のうま味 ジューシーさを楽しむ 個人的には ミディアムレアかレアが好みです ところで このお店のステーキは 独特の香りがするそうです スモーキーで シナモンのような甘い香り その理由は メスキートという この地方独特の木の薪を使って焼くため 薪からでる煙で 独特の香りがつくそうです そして 焼くときは 肉にキスするような炎 で焼く 炎が肉に軽く接するような感じ だそうです 焼け具合は 指でお肉を押して確かめます メスキートで焼くのは カウボーイの料理法を継承したものですが カウボーイは今でも健在で 広い牧場で放牧している牛の状態を あらゆる面で把握しているそうです 当時のカウボーイが使っていた 食料などを運ぶ荷車をチャックワゴンと呼び シェフは今でも 古いチャックワゴンを修理しながら使い 屋外で 昔ならではのステーキを振る舞うこともあるそうです なんとなくシンプルで 西部開拓時代をしのばせるメニューですね アメリカのステーキは シンプルがいちばん バターを使って焼くことも多いのですが 個人的には バターで焼くのはあまり好きではありません そして 塩コショウだけで味わう 飽きてきたら ワサビ醤油 という裏技もあります(笑) あの 噛めば噛むほど 口の中に肉汁が出てくる味わい ときどき 無性に食べたくなってしまいます(笑)
高橋医院