世にあるすべての形には意味がある

どこかの哲学者が
語っていそうな言葉ですが?(笑)

今日の主役のワイングラスは
確かに形に意味があるのですよ!


読み手の皆さんは
ワイングラスと聞いてイメージするのは
どんな形でしょう?

細長の縦長い形 
と答えた方は シャンパン好きですね?



チューリップのような形 
と答えた方は ブルゴーニュ好き?


 

大きくて縦長の形 
と答えた方は ボルドー好き?




ええっ? 
ワインの産地によって
グラスの形が異なるの?

そうです 

同じワインでも
使用するワイングラスで
ワインの味が全く変わるのですよ!
 
はい 
書き手も 初めてそれを知ったときは
びっくりしました

そして
その理由を聞いたら 
もっとびっくりしました!

では そのびっくりしたことを
しっかりとウンチクすることにしましょう(笑)


ワイングラスの形の話をする前に
ワインの味について簡単に説明します

ワインの味の基本は 酸味渋味
この両者のバランスで 
ワインの味が決まります



バランスが大事ですから

*酸味が強いワインを飲むときは 
 むしろ酸味が抑えられた方が

*渋味が強いワインのときは 
 渋さを和らげた方が

美味しく感じられるのです

突っ張るだけではダメなのですね!(笑)


では ヒトは 酸味や渋みを
どうやって感じるのでしょう?

以前 フグの旨味を味わうには
舌の奥まで運んだ方が良い
という話をしましたが

そこで登場したのが
味蕾という 舌に存在する味覚センサーでした

味蕾には 
甘味 塩味 酸味 苦味
を感じる種類があって

*甘味を感じる味蕾は 舌の先

*塩味 酸味を感じる味蕾は 舌の両脇

*苦味を感じる味蕾は 舌の奥

に それぞれ存在します




ここまでが 
ワイングラスの形を語るために
必要な知識になります

では ヒトがワインを飲むとき 
味はどうやって感じるのでしょう?

それは
口に流れ込んできたワインが
最初に舌のどの部分に触れるか
で決まるのです

舌の先の方に触れれば 甘く感じるし

脇に触れれば 酸味を感じる

奥まで一気に入ると 苦みや渋みを感じる

いよいよ 話は核心に近づいてきます(笑)



前述したように

酸味が強いワインは
酸味を抑えて方が良いので

そうしたワインを飲むときは
口に流れ込んだとき
舌の脇に触れない方が良い

では 渋味が強いワインでは
渋味を感じるのを避けるために
舌の奥でなく
前の方に流れた方が良いのでしょうか?

そこが ちょっとトリッキーなところで

確かに渋味を感じる部分は
舌の奥の方ですが

甘みを感じる舌の先端にワインが触れると
渋味に敏感になるのです

だから むしろ口に入ったワインは
脇に広がった方が
渋味を感じなくてすみます

ということで

タンニンの渋みが豊かなボルドーワインなどの
渋味の強いワインは
口に流れ込んだときに
舌の脇にゆっくりと広がった方が良い

一方 

ピノ・ロワールの酸味が豊かな
ブルゴーニュワインなどは
口に入るとき 舌の脇に広がらないように
流れの幅が狭く 
勢いよく流れ込んだ方が良い



以上のようなことを踏まえ
ワイングラスの形が決められているのです



どうです 面白いですか?(笑)

具体的な話は
次回に続けたいと思います

高橋医院