荒ぶる!
早稲田ラグビー部の皆さん ごめんなさい! 書き手は昭和40年代 宿澤さんが現役の頃からの 早稲田ラグビーファンですが 11日に行われた今年の大学選手権決勝は きっと明治が勝つだろうと思い 生中継を見ずに出かけてしまいました だって 去年の12/1に行われた対抗戦では 明治に36-7で完敗! 1/2の大学選手権準決勝を見ても 明治の強さが際立っていたから ラグビー好きの患者さんとの診療の合間の会話でも 早稲田も強くなったけど 明治の強さは半端ないから 今年は明治かな という結論に達していたのですよ でも 年末の対抗戦に負けた方が お正月の大学選手権決勝でリベンジするのは 昔からよくあったので もしかすると という淡い期待で 録画はしておきました で 出先で気になって スマホで速報を見ると なんと早稲田がリードしている! 慌てて家に戻り 録画を最初から見ました!(苦笑) 新国立競技場の ラグビーの試合のこけら落とし 真新しいロッカールームの前からの 試合直前のレポートでは 「き~た~かあ~ぜ~の ただなかに」 という早稲田ラグビー部の部歌 「北風」が聞こえてきます そして 気合を入れる大絶叫が聞こえたあと 消されていた部屋のライトがつけられ 厳しい表情で キャプテンの斎藤くんが飛び出してくる 見ているこちらも 目頭が熱くなってしまいます! 両校の校歌斉唱のあと 試合が始まると なんと早稲田が セットプレーからの1次~2次攻撃で スルスルっと 簡単にトライをとってしまうのですよ! ええっ! しかも 前半だけで4トライ! 相良監督の坊やの 1年生のフランカー・相良選手も 俊足を飛ばしてトライします 対抗戦のときは あんなに苦しめられたFW戦でも頑張って なんと モールでトライをとっちゃいました! 守っては 素早く前に出るデイフェンス 厳しいタックルで 明治に攻撃らしい攻撃をさせず 前半は完封 1ヵ月前と チームが真逆になったような内容で 大学生のチームは 短期間で化けますね! 後半はさすがに 明治も地力を出してトライを奪いましたが 前半のリードが効いて 終わってみれば 45-35で 早稲田が下馬評を覆す勝利! 2008年 豊田組以来の 13年ぶりの大学日本一です! びっくり! 早稲田ファンとしては 嬉しい驚きです! で ここからマニアックな話に入りますが 昔からの早稲田ファンとしては 円陣に入っている 黄色いビブスのウオーターマン二人に目が行きます 右で指示を出しているのが 2007年 キャプテンとして大学日本一を勝ち取った FWの権丈太郎さん 左で厳しい目で見つめているのが 2004年に副将として大学日本一を勝ち取った SHの後藤翔太さん ともに2000年代の早稲田の黄金期を支えた名選手です! 権丈さんは 派手さはないけれど堅実 実直で その厳しいキャプテンシーは有名でしたし 後藤さんが 当時のライバルだった関東学院との決勝戦を前にして 「絶対に勝ちてえ~!」と叫んでいた姿は とても印象的で記憶に残っています そんな二人の姿を発見して 書き手はとても懐かしさを感じますが 今年から母校のコーチになり ウオーターマンとして ピッチで選手を支えています この歴戦の勇士に支えられたら 選手たちはどんなに心強いことでしょう! 特に後藤さんは 桐蔭学園出身 ポジションもSHで キャプテンの斎藤くんの大先輩 斎藤くんがキックを蹴るときは キックテイーを渡して しっかり後方で見守り 勝利が決まったときは 斎藤くんはいちばん最初に 後藤さんに抱きついていました! 後藤さんも嬉しそうでしたね! それから FBの河瀬くんは 書き手がお気に入りの選手で この日も俊足をとばして大活躍でしたが 彼のお父さんは 明治の黄金期のNo8で その凄まじい突進に 早稲田は何度も痛い目に遭ったものです(笑) そのお父さん 試合中は明治サイドでも早稲田サイドでもない 記者席で観戦されていたようですが どちらを応援されていたのかな?(笑) ということで 早稲田が久々の日本一 昔は こんな派手な看板はなかったけど(笑) 1年生からレギュラーでコンビを組んできた SHの斎藤くんと タレントあふれるSOの岸岡くんが 抱き合って喜んでいて 岸岡くんは 表彰式で泣いていましたね ふたりとも 将来 ジャパンで頑張って欲しいです! 優勝記念の撮影の場では 相良監督の後ろに 坊やの相良選手が指を立てて写る場面もありました 才能ある1年生を抜擢した監督は しっかり活躍した選手を誉めていましたが きっと嬉しかったでしょうし 期待に応えた坊やも素晴らしい! お父様から 「トライしたときに指を立てるのは品がない」 とお小言はいただいたようですが(笑) まだ1年生 来年から何度も指を立てて欲しいものです(笑) 相良監督の勝利後のインタビューでの 「早稲田ファンの皆さん おめでとうございます」 というコメントも傑作でした!(笑) スタンドでは 清宮親子も観戦 清宮坊やは 野球に行ってしまいましたが 清宮さんと同期で フッカーとして活躍された森島さんの坊やが やはりフッカーとして 親子二代の日本一を勝ち取りました こうやって 書き手が若い頃に活躍していた選手の 坊やたちが活躍しているのを見ると 感慨深いものがあります そして いよいよ 荒ぶる 大学日本一になったときにしか歌えない 早稲田ラグビー部にとって 特別な勝利の歌です 部員や関係者たちが 荒ぶると書かれたTシャツを着て大きな輪を作り 斎藤キャプテンのリードで 久し振りの「荒ぶる」の大合唱が 始まりました 書き手 見ていて涙腺が崩壊しました(苦笑) 試合に出られなかった部員も 権丈さんも 皆 大泣きでしたね! そのあとの場内一周のビクトリーランで 斎藤くんは 権丈さんと後藤さんと笑顔の記念撮影 武川コーチや仲間と喜びを爆発させていました 斎藤くんは すぐにサン・ウルブスに参加して 2月からスーパーラグビーで世界にデビューです 是非 頑張って欲しい! 日曜日の朝 書き手は早起きして 久し振りにコンビニで スポーツ紙を買い漁りました! スポーツ新聞 150円もするのですね!(笑) ということで 早稲田ラグビーファンには 久し振りに荒ぶるが聞けて 幸せな週末になりました 早稲田には この春 先日の高校ラグビーで優勝した桐蔭学園の キャプテンで大活躍したSOの伊藤くんが 入部するそうです SHには 斎藤くんの後輩の小西くんもいるので 卒業する斎藤くん 岸岡くんの ハーフ団の穴もすぐにカバーされそうで 来年の早稲田も楽しみです!
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