寝ている間の乾燥にご用心
風邪で来院される患者さんの多くが
「朝起きたら 喉の調子が悪くなっていて」
と訴えられますし
「寝ているときの咳がつらくて」
と言われる方もおられます
そうした症状が生じる原因で意外に多いのが
寝ている間の部屋の乾燥です
特にイビキをかくことが多い方は
寝ている間に口が開いて
そこから乾燥した冷気が入り喉を刺激して
症状が悪化してしまうことがあります
ですから
診察室でも患者さんたちによくお話ししますが
特に喉の調子が悪かったり咳が続いているときは
寝室の湿度を充分に保つことが重要です
加湿器をかけて寝るのが一番良いですが
加湿器がない場合は
洗面器にお水を張って枕元に置いておく
湿ったタオルをハンガーに吊るして部屋に掛けておく
といった対処でも 湿度を保つことができます
マスクをされて寝るのも良いかもしれません
帰宅時のうがい 手洗いに加えて
そうした日常の何気ない工夫が
風邪の予防や悪化防止に効果的です
是非 試みてください
今日は昨日と異なり厳しい寒さが戻るようです
暖かくしてお出かけください
高橋医院