電子カルテは便利ですが

診療録の記載 薬の処方 検査オーダーなどを
全てコンピューター処理するようになると
コンピューター画面ばかり見てしまい
なかなか患者さんの顔が見れません

そんな診察環境は
患者さんにとっても医者にとっても不幸です

アメリカの
コミュニュケーション分析会社の報告によると

大人の通常の会話時間のうち
アイコンタクトしている時間は30-60%ほど

しかし感情的なつながりを構築するには
会話時間の 60-70% ほどのアイコンタクトが必要で
1回につき 7-10秒 程度のアイコンタクトが
最も効果的だそうです

当院では
薬の処方はコンピューター入力しますが
診療録は手書きにして
なるべく患者さんの顔を見て お話しを聞きながら
コミュニュケートするように心掛けています

前も書きましたが
病気の治療は患者さんと医者の共同作業と考えているので

それがうまくいくには 
しっかりと信頼関係を築くこと

そして信頼関係を構築するには
アイコンタクトしてお話しすることが大切だと思います

ただ時には 
アイコンタクトはあまり好まれないかな
と思われる患者さんもおられます
(もともと日本人はアイコンタクトが苦手ですからね)

話しているときの患者さんの様子から
そうしたことを感じた場合は
過度に患者さんの目を見て話すことを
避けるようにしています

そのあたりが ちょっと難しいところですね

医師と話す患者さん

診察室で
写真のような艶のあるアイコンタクトは
ありませんが(笑)

患者さんとしっかりと信頼関係を築くためにも
適切で上手なアイコンタクト 
頑張りたいと思います

ちなみにネコの世界では
執拗なアイコンタクトは敵意の表現になるので
危険です

ですからアイコンタクトの途中で
ゆっくりとまばたきを繰り返す

そうすると 我が家のお嬢さまたちは機嫌が良いときは
まばたきを返してくれることがあります(笑)

我が家のお嬢さまの写真

高橋医院