4月から始まる新年度から
当院でも「特定健診」を受け付けます

いわゆる「メタボ健診」と呼ばれるもので
 
身長・体重・腹囲の測定 血液・尿検査を行い
「メタボリックシンドロームに該当するかどうか」
を見極めるための健診です

メタボ予備群の方を早目に発見して
生活習慣を改善していただき
ホンモノの病気になることを防ごうという目論見です 

そこで 当院で以前
先代が使用していた身長計と体重計を 
バックヤードから出してきて診察室の片隅に設置しました


そんなおり
ある国の方が風邪気味で来られましたが

通訳として一緒に来られたお友達が 
患者さんの診察中に体重計に乗っておられるうしろ姿が
目に入りました

そして診察を終えた患者さんも 
診察室を出ていかれるときに体重計に乗っておられました

うーん どうして皆さん 体重計に乗られるのかな? 
かの国は健康管理に気を配られる国民性なのかな?


患者さんが帰られたあとスタッフと話しましたが
イマドキ 針が動くアナログ体重計なんて珍しいから 
 ついつい乗ってみたくなったんじゃないですか?
と スタッフが指摘してくれました

うーん あなたは鋭い!(笑) なるほどねー


確かに最近は数字表示されるデジタル式体重計が多く 
当院が昔から使っているアナログ式は
今や少数派かもしれません

デジタル式体重計の写真

でも アナログ式体重計の 
乗ったときの針がびょーんと動くタイプでは

ダイエットしている方は 乗ったときに 
減っているかな?増えているかな?」 
と針の動きを注視する

そんなちょっとスリリングな瞬間を
満喫されていませんか?

体重測定の様子

デジタル式で瞬時に数字でパッと表示されてしまうと 
その一瞬の楽しみが奪われてしまうような(笑)

そういう意味では
レトロなアナログ式体重計も
捨てがたいのではないかな?

ちょっと飛躍して
レトロな雰囲気のクリニックも悪くないんじゃない? 
とマジで考える天邪鬼は
そんな風にも思います(苦笑)

実際 患者さんに
「ここは昭和の香りがしますね!」
とのコメントをいただいたこともあります(笑)


で その話を糖尿病専門医に話すと 
学生時代にその国に行ったことがある彼女は
違う見解を出しました

あの国では家に体重計がないことが多いので 
街中の通りに体重計を置いて 
道行く人からお金をとって体重をはかる商売が
人気なのよ

すごい人気で 
列をなして皆が体重を測っていたわよ 
今でもそうかわからないけれど、、、

街中で体重を計っている様子

なるほどねー そういうことですか

そういえば
テレビの旅番組でそうしたシーンを
見たことがあります

患者さんたち
もしかしたら診察室の古いアナログ体重計を見て 
故郷の町を懐かしんでおられたのかもしれないなあ

そう思うと 
ちょっとほのぼのした気持ちになります(笑)

最近はデジタル式で
しかも体脂肪率や筋肉量も瞬時に測れる体重計が人気で

当院でもその手のタイプに変えようか考慮中ですが
そんなこんなで アナログ式体重計も
色々な意味で捨てがたい気がしてきました(苦笑)

うーん どうしようかなぁ、、、

アナログ式もデジタル式も両方おいて 
患者さんに好きな方を
選んでいただこうかな?

あなたなら 
どちらの体重計に乗られますか?(笑)
高橋医院