今日は夏至 

1年でいちばん昼の時間が長い日ですね

東京では 
日の出は4時26分 日の入りは19時00分

北の札幌では 
日の出は3時55分 日の入りは19時18分

冬至に比べると
昼に時間が約5時間も長くなります


関西では 
夏至から数えて11日目の
半夏生(はんげしょうず)までの間に
タコを食べて元気になろう
という風習があるそうで

タコの足のように
しっかりと農作物が地に根付いて
秋に豊作を迎えられるように 
神様にタコをお供えしたのが起源とか

今でも関西の皆さんは
タコを召し上がっているのでしょうか?


さて夏至と言えば思い出すのが 

夏至祭

書き手が留学していたスウエーデンでは 
夏至の日は祝日扱いでお休み

北の国の短い夏の到来を 
皆で盛大に祝う特別な日でした

スウエーデンの夏至祭の様子

スウエーデンの夏至祭のパレード

民族衣装を着飾り 
女性は花で編んだ冠を頭に載せ

花で編んだ冠をかぶる女性

皆で昼間から屋外で歌い踊りながら 
大きなトーテムポールを立たせます

トーテムポールを立てる人々

トーテムポールを立てる人々

そのあとに
皆で輝く太陽の下で食べるのは

ニシンのマリネ(美味しい!) 
茹でたジャガイモ
クネッケと呼ばれるふすまパン
(これがマズい!:苦笑)

ニシンのマリネ

アクアビットとビール

一緒に楽しむのは
アクアビット(アルコール度数60度のスウエーデン芋焼酎)
チェイサーはビール

「ビールはチェイサーでお酒ではない」とか
「お酒だけど昼間に飲むものだ」
と留学中に習いました(笑)

懐かしいです、、、


夏至の日は 
若き乙女にとっては特別な日

太陽の力が満ち満ちている6月は 
色々な意味で開放的です

結婚に最も適している 
まさにジューン・ブライドの季節

(ちなみにスウエーデンでは
12月生まれがとても多いとか?:笑)


そこで乙女達は夏至の夜に 
将来の伴侶に関する恋占いに興じました

植物の鉢をふたつ並べて外に置き
ツルが絡まるかどうかで
幸せな結婚ができるか占う

夢の中で
将来の伴侶に関するお告げが得られるように
夏のハーブをたくさん摘んで
それを寝る前に枕の下に入れる

花びらをちぎり 恋占いに興じる

花びらをちぎる女性

恋占いに興じる女性

こうして乙女達は白夜の夜に
自分の恋の相手や結婚の成就を占い
やきもきしたそうです

この占いをする時に大事なことは

絶対に他人に知られないよう
ひとりで黙ってこっそりとすること

このルールを守らないと 
絶対に成就しないそうな

日本でも 
恋の成就のために神社にお百度参りするときは
人に見られてはダメでしたよね

こういう大事なポイントは 
何気に世界共通で面白い(笑)


そして迎える 
Amazing summer  白夜の季節

夜11時すぎてもまだ明るく 
少し暗くなったと思ったら
午前3時頃にはもう明るくなる

白夜の様子

北欧は 
これから8月半ばまでが短い夏のいちばんいい季節

日本の鬱陶しい梅雨とは大違い 
ホント懐かしいです、、、、
高橋医院