白船が来た日
幕末 江戸の人々は 黒船の来襲に度肝を抜かしたそうですが 我が家の先住ネコ(業界用語です)の ローズとデイジーは 3年前の秋の日 突然の白船の来襲 に びっくりすることになりました 「あの日は 朝から下僕たちの様子がおかしかったのよね」 「いや 今から思い返すと その数週間前から 妙にそわそわしていた気がする」 あとでローズとデイジーは そんなふうに述懐されていました?(笑) まず かつて彼女たちが使って その後は物置にしまわれていたキャットケージが 突然 居間の片隅に登場しました 「あれ どうしてこれが居間におかれているの? 私はもうこんなもの使っていないわよ」 と いぶかしがる ローズ はい おっしゃるとおり あなたたちのために 用意したのではありません(笑) 「へんね なかに食器やトイレまで用意してある、、、」 デイジーも かって自分も入ったことがある中を 疑惑の眼差しでのぞいています ちなみに ケージには こんな表札がついていて A spoiled rotten CAT 「甘やかされたどうしようもないネコが ここにいます」? 今思うと うーん この表札がいけなかったのかな?(苦笑) さて そんな なんともこわばった部屋の空気を突き破るように 参上したのが 白船ならぬ 白ネコ 楓! 平成の眠りをさます 白いネコ たった1匹で家掻きまわす (本歌と違い掛詞もなく恐縮です:苦笑) おそるおそる ケージのなかの白い異邦人の様子を 観察するローズ 観察されている楓も 何気に緊張しています(笑) デイジーに至っては そばに寄れず ちょっと高いところから 遠巻きに眺める始末 この日から 3ネコの微妙な関係の日々が始まりました(笑) さて 今朝の冷え込みは厳しかったようで 楓はまだ外が暗いうちから 書き手のベッドの枕元に飛び乗ってきて うまい具合に横になって 後ろ脚を伸ばして 肉球を書き手の頬っぺたに押し付けて 暖をとっておられました 押し付けられた肉球が冷たくて 目が覚めたです、、、
高橋医院