年に一度のハレの日
今年もやってきました 1年でいちばん大切なハレの日! ということで 年に1度の非日常の晩餐に 行ってまいりました 今年訪れたお店は 去年も予約を試みたのですが 全く予約がとれず断念したお店でした ネット情報によると 数か月先まで予約が一杯とのこと お店のHPにも 「ご予約は3ヵ月前の25日前後からおとりしております」 なんて書いてありますから それに気がついた4月初めに あ~ 今年もダメかな? と思って あせりましたが ダメもとで電話したら ラッキーなことに予約がとれました! 何事もtryしてみるものですね!(笑) テーブルの上は こんな感じ 手前の洋ナシのような形の置物は お店のシンボルマークで ナプキンにも描かれています これを見て あ あのお店ね!と わかられた方はスゴイ!(笑) シェフのお嬢さんが描かれた 素描(エスキス)で 未完の魅力を表しているそうです オードブルの ホワイトアスパラガス カリフラワーや柚子や 色々な味が仕込ませてあり 食材の味はシンプルだけれど お口の中での味わいは複雑です なにより印象的なのが お皿に表現された余白の美ですね 外国から来られたお客さんは ここに何か別の食材が載るのだろうと 食べずに待っている方が 必ずおられるそうです(笑) 馬肉のカルパッチョで 牡蠣を巻いて さらに大根で巻いて スープ仕立てでいただく一品 彩りも美しいですが うーん 味が複雑です 口に入れたとき 何を食べているのか 一瞬わからなくなる?(笑) 網笠茸 ソースが濃厚で美味しい! のどくろのソテー お皿の中央を 波のように上下に漂っているのは 昆布! このお店のシェフは コルシカ島生まれだそうですが 日本に来られて昆布に出会い 故郷の海を思いだされたそうです で 左利きですから ワインもいただきましたが いちばん印象的だったのが これ ローヌのワインですが ブドウは シラーが99%で 残り1%が なんとヴィオニエ! 白ワインをつくるぶどうで 花の香りがするヴィオニエを1%くわえることで シラーの野趣あふれる味わいを引き締める びっくりしました! 最後のデザートでは お約束の、、、 自分のお名前を なぜか フォークでほじる方がおられて(笑) ソムリエさんとは ずいぶんお話しすることができたので 最後に食後酒をお願いしたら こちらを推薦していただきました アルマニャック しかも なんと 1985年産 この蒸留酒には あまり馴染みがありませんでしたが コニャックとアルマニャックの味わいの違いや その違いが生まれる理由について 色々と教えていただけて うーん アルマニャックの勉強もせねばいかん! と 勉強好きの書き手は思うのでした(苦笑) 帰り際に シェフのリオネルさんとも お話させていただきましたが 故郷のコルシカ島の良いところをたくさん伺えて コルシカ島に行ってみたくなりました リオネルさん 日本を第2の故郷と考えておられ これからも日本の食材を取り入れた料理を 作っていかれたいそうです 今日の主人公は コルシカ島と聞いて ショパンの雨だれの世界ね、、、 と言われていました さすが いくつになってもロマンチスト! (よいしょ!:笑) お誕生日 おめでとうございま~す! あ そうそう このお店は ミシュランの二つ星をとられていますが ミシュランの覆面審査員のお話も聞けました 覆面していても お店の方はすぐにわかるそうです というのも ワインは頼むのですが ほとんど口をつけず 料理に専念されるので そんな雰囲気でバレバレだとか うーん 書き手は 覆面審査員にはなれませんね(苦笑)
高橋医院