キスは大切でしょ!
我が家の新年恒例の行事になりつつある キエフ・バレエ 毎年 イリーナ・ペレン様のお姿を 拝見するのが楽しみでしたが 今年は日程の都合で ペレン様の公演日には行けず ビデオで拝見するにとどまりました でも 糖尿病専門医さんも大好きな演目 The Sleeping beauty 眠りの森の美女 を観に行ってきました このお話は有名なので 解説の必要はないかと思いますが ヒロインのオーロラ姫が 悪い妖精カボスの呪いにより 100年の眠りにつかされてしまいますが ヒーローの王子の愛により眠りから目覚め ハッピーエンドを迎えるという ハラハラドキドキが苦手な 糖尿病専門医さんでも 安心して観られる 彼女 お気に入りの演目です(笑) で 書き手のお目当てはと言うと そりゃ 妖精のリラの精ですよ! 赤ん坊の頃のオーロラ姫を守るのも 眠らされてしまった姫が 将来必ず眠りから目覚めることを 皆に教えるのも 毅然とした態度で カボスを退散させるのも 王子に姫を認識させ 愛のキスにより姫を目覚めさせるように 仕組むのも ぜ−んぶリラの精 このバレエの主人公はリラの精で オーロラ姫や王子様は 単なるお飾りでしょう?(笑) カボスが象徴する悪に対して 姿勢よく毅然と立ち向かう姿や 王子のオーロラ姫への愛をリードする様子などは 毎回観ていて ホントに惚れ惚れしてしまいます(笑) リラの精は カボスの悪に対峙する 正義の象徴でもあるのですが 母性の象徴でもあるような気がします だから 安心して観ていられるし まわりにあんな女性が実際にいたら ちょっとドキドキしそうです(笑) で 今回の公演で オーロラ姫を踊られたバレリーナさんは うーん ちょっと、、、という感じでしたが (足が短くて 踊りにキレがない と評されていた方もおられました) リラの精を演じていたバレリーナさんは お上手でした! でも 隣で観ていた方は 色々とご不満があったようで *リラの精のコスチュームに華やかさがない *色も紫が濃すぎて もっと薄くて淡い感じの色の方が良いのに *舞台装飾が全体的に華やかさに欠ける などなど 数々の厳しいご指摘をされていました うーん やっぱり ウクライナは今 色々と大変なんじゃないかな? と あたりさわりのないフォローを していた書き手ですが 書き手も 今回の舞台には ちょっと不満な点がありました それは オーロラ姫が王子のキスにより 長い眠りから目覚めるシーン 以前観た舞台では 眠れるオーロラ姫の姿を前にして どうやって彼女に愛を伝えればいいのか どうやったら目覚めさせることが出来るのか そんな風に悩む王子に リラの精が導くように そっと自らの唇に指をあてて 愛のキスにより眠りから目覚めさせることを教え 王子も そのリラの精の仕草を見て あ そうか わかった! という感じで 眠れるオーロラ姫にキスをしに行く そんな とても印象的な バレエならではのマイムの演出があって とても感動したのですが 今回の舞台では 王子はあっさりとすぐに キスしに行ってしまいました あのねえ キスは大事な営みなのだから もっと優雅に丁寧に行いなさいよ! と 思わず注文付けたくなりましたよ(苦笑) うーん やっぱり ペレン様が観たかったな、、、 ペレン様がリラの精を演じている舞台の DVDを探そうかな? You-tubeにないかな?(苦笑)
高橋医院