糖質ダイエットに向く人・向かない人
中央区・内科・高橋医院の ダイエットに関する情報 今が旬の糖質ダイエットの解説を してきましたが では どんなヒトが 糖質ダイエットに向いているのでしょう? ズバリ 糖尿病がない肥満のヒト! 減量効果は 他のダイエット法と比べてピカイチなので まずは 厳しめの糖質ダイエット( 朝・昼・夕食全てで糖質制限)を行い 適正体重まで下げ そのあとは継続できるように 夕食だけ制限するといった ゆるやかな糖質ダイエットにする 1日に糖質50gといった 厳しめの糖質ダイエットだと 長期間の継続 つまり 新たな生活習慣にするのは困難なので 1日150g程度のゆるやかな方が 現実的だと思います 当院に通っておられる 中年の男性の患者さんで かなりふくよかだった方が ある日 目に見えてほっそりされて来られました 流行りのライザップでもされたのと思い お尋ねしたら なんと糖質ダイエットを頑張られたそうで しかもクレバーなことに ランチは仲間との付き合いがあるので ご飯を少なめにされる程度にして 夜は一切 糖質を摂られなかったそうです おー 太った方には 糖質ダイエットは効果あるなと 実感しましたよ 確かに ブログ取材も兼ねて 近辺のお店にランチにうかがうと どのお店も ご飯の量がとても多いのにびっくりします 多くしないと お客さんが来ないのでしょうが それにしてもあれは多すぎる だから ランチのご飯の量を半分にするだけでも かなり効果的と思います 頑張って痩せられた患者さんが されたように 特に夕食に糖質制限するのは とても効果的でしょう お酒が好きな人は 比較的楽にできると思います それ以外にも *ドカ食いをやめる *間食をする場合は 甘いものの一気食いをしない といった注意が効果的です 自分の目的により 厳しめにするか 緩やかにするか 1日の糖質摂取量を 決めると良いでしょう 痩せたいなら厳しめで 1日に60g前後 体重維持なら 緩めで120~150g 繰り返しになりますが 厳しめから始めて 無理なく持続できるように ゆるめに変えていくのが 効果的で現実的です 最近はローソンなどのコンビニで 糖質ダイエット用の ローカーボパンなどが売られていますから それを利用するのも良いと思います ただ どうも女性は 糖質ダイエットは苦手なようですね どうしても甘いものが欲しくなると よく患者さんはこぼされます 確かに甘いものは依存性がありますからね 甘味業界の皆さん 糖質ダイエット用のお菓子の開発は 新たな有望なマーケットかもしれませんよ!(笑) 一方 糖質ダイエットを行うにあたり 必ず主治医に相談してほしい方は *糖尿病で薬物治療中 特にインスリン治療をしている方は 低血糖発作を起こすリスクがありますから 注意が必要です *肝硬変の方 *膵炎の方 *腎臓病の方 などです ということで 色々と勉強してみて感じたことは 緩めの糖質ダイエットなら 持続可能かもしれない ということです 何度も繰り返して恐縮ですが 肥満 糖尿病といった 生活習慣病になられた方は 生活習慣のせいで 病気になられたのですから 生活習慣を改善すれば 病気から離脱できる可能性が大きい そのための食事習慣の改善には 糖質ダイエットは有望な気がします 最初の1~2か月は厳しめに 体重が減ってきたら それを持続するための 緩めの糖質ダイエット ダイエットのいちばんの大敵は リバウンドですから それを防ぐためにも 厳しめから緩めにという方法は これまでダイエットに失敗してこられた患者さんにも お勧めしたいものです
高橋医院