一昨日は大寒で 一年で一番寒い頃

雪原の風景

この厳しい寒さと乾燥が続くなか
インフルエンザウイルスは 
大喜びで増え続け

当院で行われるインフルエンザの検査数も 
うなぎ上りで増えていますが


でも 季節は確実に 動いているのですよ!

先週のなかば 
定期的に処方している薬をもらいに来られた患者さんが
いつもの薬に加えて 
別の薬も所望されました

えっ もう始まったの?

幸か不幸か 感受性が鈍な書き手は
その苦しみを経験したことがありませんが

毎年 憂うつな季節を過ごされている方にとっては
うっとうしい日々が始まったようなのです

そういえば 当院のスタッフも 
鼻をグスグスさせているので

鼻をかむ人

風邪ひいたの? と聞いたら

始まったのですよ! とのこと

そして なんとその翌日にも
同じ薬の処方を希望される患者さんが 
数名おられました

そう もう花粉症のシーズンが 
幕を開けたようなのですよ!

目をかく人

最初に来られた患者さんは
16日が少し暖かかったので 
そのせいで飛び始めたのではないか?
と推測されていました

ちょうどタイミングよく 
某製薬会社の方が
今年の飛散予測のパンフレットを
持って来られましたが

関東地方の今年の花粉の飛散は 
2月はじめ頃 から始まり

今年のスギ花粉飛散予定日を示す日本地図




量は例年より やや多めとのこと

今年の花粉飛散量の予想を示す図

ただ 去年は例年より少なかったので
量としては去年の倍以上が予測され

今年は去年より強い症状を感じられる患者さんも 
少なくないかもしれません

去年との比較図

特に東京や神奈川は 昨年の2倍以上で赤で示され
非常に多いと予測されています

また 日本気象協会の発表によると
東京のスギ花粉は 3月上旬~4月上旬 となる見通しで
昨年より20日間ほど長いそうです

今年のピークの予想図

スタッフに そのパンフレットを見せたら

これを見ただけで痒くなる 
と こぼしていました、、、

感受性がある患者さんは 
さぞかし つらいのでしょうね

鈍なので 花粉症の苦しさを実体験できない書き手は
申し訳なく感じてしまいます、、、


さて 花粉症の治療のポイント

*花粉が飛散する前

*症状が出る前もしくはまだ症状が軽いうち

から 初期治療を開始することです

初期療法を行うと
発症を遅らせたり 
症状を軽くできる可能性があります

逆に症状が悪化すると 
粘膜の炎症が進行してしまうので
薬が効きづらくなります

早期からの治療の重要性を示す図

ですから 
1月下旬~2月上旬から薬を飲み始めることが
花粉症の専門家からも勧められています

まだ 花粉が飛び始めたという
公式の発表はありませんが

当院に来られる患者さんやスタッフの実体験によると
そろそろ飛び始めているのかもしれません

飛散する花粉の写真

実際 ピークの1か月以上前から 
花粉が空中を漂い始めるそうです

少しでもあやしいと感じられた方は
どんな薬が良いか アドバイスしますので
早目にご相談にお越しください

今日はお昼過ぎから 
都内でも雪になるようです!

読み手の皆さんも 
帰宅時に転ばないように 気をつけてください!


高橋医院