暑さに負けず ズバッと行こう!
8月に入り 夏本番です! 東京は梅雨明けが遅れ 今週に入ってゲリラ豪雨で 荒れ模様でしたが 昨日あたりから うだるような暑さになりました 暑いときは シンプルがいちばん あれこれ策を講じず ズバッと行きましょう! そんな心地好いコンセプトで造られたのが 泡盛 ちょっと強引な導入で恐縮ですが(苦笑) 暑い沖縄を思い浮かべながら楽しむ 夏の泡盛 美味しいですね! 口に含んだときに パッとひろがる華やかな香りは 原料のタイ米のおかげ じわじわと感じてくる力強さは 米麹を作るときに使う黒麹のおかげ そして全体を貫く濃厚さは 原料の米を全て麹にして一度に発酵させてしまう シンプルな全麹仕込みのおかげ この タイ米・黒麹・全麹仕込み の 3点セットが 琉球王朝文化の華ともいえる 泡盛の美味しさを 造り上げています タイ米が使われるのは 日本のお米よりアルコール収穫量が多いから タイ米が運ばれてきた 昔の琉球王朝とタイ王朝との 交易の様子が思い浮かびます、、、 黒麹が使われるのは 白麹や黄麹より雑菌が繁殖するのを 防ぐ力が強いから 暑い沖縄での醸造には必須です そうそう 白麹・黒麹・黄麹の話題も そのうちにしないといけませんね(笑) で 全麹仕込みされるのは どうしてでしょう? 焼酎は まず 米や麦に麹菌を入れて麹を作り そこに酵母を入れて一次発酵させ それから 原材料の芋や麦などを投入して二次発酵させて それを蒸留して造りますが それに対して泡盛は 最初から全ての米を麹にして発酵させて そのまま蒸留してしまう 琉球王朝の人達は 実はものぐさだった?(笑) さて「泡盛テイスティング指標図」という 二次元座標軸が 甘さ と 苦さ で造られた図があって 甘みと苦みの強弱のバランスにより さまざまな銘柄の泡盛がブロットされていますが 書き手が色々と飲み比べた経験から 個人的な好みを言うと 苦味が弱いタイプはどうも美味しくない 苦味が強く 甘みが弱いタイプの代表が 瑞泉 これはとてもしっかりしていて ロックで飲むのはもったいないかも 苦味はそこそこだけど 甘みが強いのは 久米島の久米仙 最近 ちょっとマイブームですが これはロックで飲んだ方が甘さが引き立つ気がする そして ほのかな甘み 適度な苦み それに加えて 泡盛特有の華やかさを感じさせてくれるのが 春雨 カリー春雨も春雨ゴールドも美味しい! 沖縄サミット晩餐会で各国首脳に振舞われたのも 肯ける味です あの華やかさは クセになりますよ!(笑) ちなみにカリー春雨の カリー 無知な書き手は 琉球王朝はタイだけでなく インドとも交流があったのかと思いましたが カリー は 沖縄では おめでたくて縁起の良いことを表す言葉だそうで 確かにカレー風味はしません(苦笑) 焼酎ダイニングのだけんさんでいただいた 春雨の無濾過 44度 これは 絶品でした! 沖縄には まだ一度も行ったことがありませんが 琉球王朝文化には興味があります 酒造りは その地域の文化を反映していますから 泡盛に興味を持つことは 沖縄の文化を理解するために 欠かせないことだと思います 決して左利きの都合良い戯言では ありませんよ!(笑) しかし最近は 泡盛の消費量が年々低下しているそうで 左利きは心配になってしまいます 県外での消費量減少傾向が大きいようなので その流れに歯止めをかけるべく 頑張らないといけませんね?(苦笑) あと 泡盛で忘れてはならないのが 甕で保存されている古酒 ちょっとアルコール度が高くて危険ですが 美味しいですよね~! 地元で飲んだら もっと美味しいのでしょうね! ちなみに知人の沖縄出身者の方は ジモピーのいちばん人気銘柄は 残波 と言われていました 左利きを自負しているにも関わらず 書き手は勉強不足で まだ味わったことがありません すぐに勉強しないと!(笑)
高橋医院