書き手は 
学会発表や講演会などで
しょっちゅうスライドは作っていましたが
動画を作った経験はありません

生活習慣病の食事療法・運動療法の動画
というテーマをいただいて

運動療法の方は
実際にウォーキングや筋トレの映像を撮る構想が
すぐに思い浮かべましたが

うーん 
食事療法の方はどうしようと悩みました

爆食いしている動画は 
シュールだし(苦笑)


そこで考えたのが
スライド作りのソフトのパワーポイントでよく用いる
アニメーションという手法です

文字ばかりのスライドをだして
そこに書かれていることを
上から順番に説明していたら
聞いている方は眠くなってしまいます(苦笑)

眠そうにしている人

そんなことにならないように

何も書かれていないスライドに
話す順番に小見出しなどを
表出していく手法が 
アニメーションですが

パワーポイントのアニメーション作成画面

その手法を駆使して

太る食習慣のパターンとか
具体的なダイエットの方法や
長所短所などを解説した
10枚ほどのスライドを作りました

作成したスライド

水色の何も書かれていないスライドに
ナレーションにしたがって 
上から順番に文言が表示されていく
そんなイメージです

運動療法についても
有酸素運動 無酸素運動の要点などを列記し
アニメーション手法を用いて強調し

作成したスライド2

その合間に
実際に運動している動画を挿入する

動画挿入部位をあけたスライド

といったイメージのスライドを 
やはり10枚ほど作りました

そしてそれらのスライドを 
こんな感じでいかがでしょうか? と
プロの方にメールで送りました


で 以前のブログでご紹介したように
何回かの雨天順延を経て 
やっと動画撮影が行えることとなり

待合室での撮影風景

その際に 
動画制作部の担当の方が来られたのですが

打合せを始めてすぐに
「僕が作ったスライド どうですか?」 
とお尋ねしました

書き手は 
学会発表や講演会は
かなりの数をこなしていて
スライド作りは上手い方だと
自己満足していましたから

実は 意外に自信ありだったのですが(苦笑)

はい プロに見事に
ダメ出しをしていただきました!(笑)

ダメ出しされる人

プロがおっしゃるには

*動画ですから 
 いくらアニメーション技法を使っても
 文字だけではダメ

*見る方が飽きないで
 最後まで見てくれるのは
 どんなに長くても2分程度

ということで

書き手が作ったものは
文字が中心でアピール性が乏しく 
そのうえ長すぎる

うーん ごもっともで 耳が痛い(苦笑)

そこでプロが
書き手が作ったスライドのエッセンスを抽出して
見事に作っていただいたのが 
今回アップした動画です

作成された動画

さすがプロ 

ポイントはしっかりとおさえて
みやすく 
わかりやすい動画に仕上がっています

食事療法の方は 
どうしても静的な傾向が強くなるので

運動療法の方は 
より動きを強調した
ダイナミックなものにしました

とも言われていました

運動療法の動画

ホント さすがです!

その後 いくつかの細かい修正を経て 
ついに公開にこぎつけました!

今回の動画で
女優デビューしてくれたスタッフや
製作のプロたち 
ナレーションしてくださった方など

多くの方々のご協力のおかげで
なかなか良いものが出来あがったと 
ちょっと嬉しい気持ちです

貴重なアドバイスをいただいた 
動画制作部の方々をはじめ
皆さん 
本当にどうも有り難うございました

やり慣れない筋トレで 
翌日 筋肉痛になった(笑)スタッフも
どうもありがとう!

八丁堀駅から当院への道順案内の動画も
あわせてアップしましたので
是非 ご覧ください

道案内の動画

そして 最後に 忘れてはならない一言

食事療法・運動療法の動画の最後に 
字幕付きでナレーションされていますが

「ここでは説明しきれなかった
 細かい重要なポイントもたくさんありますので
 心配な方 何か疑問がある方は 
 遠慮なく相談にいらしてください」

ベラベラと自己満足的に 
ダラダラと全てを説明しつくすのではなく

最後は こうした
「そうか ちょっと相談に行ってみようかな」
見ている方に思っていただけるような

そんな 
ちょっとビジネスライクな文言で〆る

再度 さすが プロです!(笑)


蛇足ですが 
運動療法編に書き手が出ているのは
「自分も出たい!」 
という出しゃばり精神によるものではなく

普段 患者さんに
「ウォーキングのときは
 前を歩いている人を追い越す勢いで
 歩いてください」
と 説明しているので

チンタラ歩いていて
追い越されるおじさん役を 
演じたわけです

書き手は普段は歩くのが早い方なので
のんびり歩くのは結構大変でしたし
ついつい 
カメラの方を見てしまいそうになったりして

OKが出るまで 
何テイクも撮ることになったのですよ(笑)
高橋医院