難転 ならぬ 南天
お正月に飾るお花の代名詞の南天!難を転じるから、縁起物で南天!赤くて可愛い実がなります。
某、都立病院に勤務していた時のこと。看護師さんと当直中に話をしていました。その看護師さんのお庭には、立派な南天の木があったそうです。お兄様が確か血液の病気になられて、亡くなったと。その時、南天の木が枯れたと。ちょっとぞっとしたのを覚えています。南天が枯れるなんて。
その話は、心にずっとひっかかっていました。
私の実家に南天の木が何本かあります。以前、両親が植えたり、鳥が種を運んで自然発生したものも。毎年、どの木も可愛い実をつけてくれ、いつも愛でていました。
なんと、2021年、1本のいちばん若い南天の木が枯れました・・
肝臓専門医さんの亡くなった時に枯れるなんて・・看護師さんの話を思いだしました。きっと枯れることで、難を一緒に葬ってくれたのだと思うことにしました。
今度、行ったとき、枯れた南天に清酒で、お清めしましょう!
時々、科学だけでは、理解できないことが、起こると思うのでした。