肝臓専門医さんが、がんの化学療法の導入のために入院した時のことです。

抗がん剤で髪が抜けたり、皮膚がボロボロになる薬を使うということで、

アピアランス外来の担当の方が訪室されました。

アピアランスケアとは、見かけに気を配るとでも表現すればよいでしょうか。

訪室後の第一声が、“お坊さんとがん患者さんの違いわかりますか?”でした。

肝臓専門医さんも私も頭の中は、???

真面目な質問?それとも?とその真意を測りかねていました。

確か、肝臓専門医さんが、“わかりません”と答えたような。

正解は、“剥げているけれど、顔色が良いのがお坊さん、

    剥げて顔色が悪いのががん患者さん”でした!

確かに。

かつらを用意するなら、剥げる前に用意するようにとか、

男性のお化粧の方法なども~頬紅とか 教えてくれるようで、

あなたの知らない世界で、勉強になりました!

肝臓専門医さんが化学療法の治療で禿げた時、患者さんから“禿げた”とストレートに言われて、

“親父も禿げてたから、年!”と返していたようですが、

夕食のとき、言われた~と、結構へこんでいたのでした・・

 お坊さんの写真がないので~

高橋医院