歳をとってわかったこと
NHKのSONGSで2回にわたって 井上陽水さんを 取り上げていました 陽水 懐かしいですね 1969年のデビューで 今年50周年 もう70歳になられたそうです うひゃー! 書き手が中学の頃 「氷の世界」に 強烈なインパクトをいただいたことを 覚えています シンガーソングライターの先駆け J-POPの歴史の50年 その陽水が語る今 番組ではインタビューが始まります 年をとると 羞恥心が摩耗してくるので 何でも語れるようになる 50年間 一生懸命 必死になって 音楽と取り組んできました とは とても言えない 応援してくれたのに 申し訳ないという 懺悔の気持ちがあるが でも これから一生懸命やります といったら ウソになる にこやかに笑みを浮かべながら そんなことを とてもリラックスして 淡々と語る陽水さん あれ こんなイメージだったかな? 書き手が持つ陽水さんのイメージといえば デビューの頃の こんなアフロヘアにサングラス もっと固くて突っ張った印象だったので ちょっと違和感を覚えますが(笑) でも インタビューの冒頭から こんな砕けた感じが面白くて ついつい続きを見てしまいます 聞く人の心に突き刺さる歌詞 現実と虚構が絡みあう独特の世界 その歌詞を 年月を経て見直す ユーモアのなかにある天才の真意は? そんなナレーションが流れて 1973年の「氷の世界」を歌う映像が 流れます 懐かしい 曲作り 詩はデタラメですよ あまり歌詞の細部を詰めてはいない 真実を伝えるのではなく 楽しければいい というスタンスなのですよ だから“甘さ”が残る おおー 素敵な自己分析ですね!(笑) 陽水さんのトークは ユーモアにあふれていますね! インタビューアーさんが こう言うと 陽水さんは 嬉しそうにこんな風に答えます 話し終わったあとに 笑っていたい 決まり切った内容のインタビューは つまらないよ ますます いいねえ! 書き手のツボに はまってきました(笑) 1989年 筑紫哲也さんのTBSのニュース番組の エンディングに使われていた 「最後のニュース」が流れます この歌も 良い歌でしたね! そして陽水さんは こんなことを語ります 人間のやっていることは変わらない 心 生活 感情も変わらない 問題も変わらない 50年を経て 自らが変わったことといえば 「基準」がわかるようになり 理屈や解説ができるようになったこと でも 自分でその通りはできない そういう目で これまで作ってきた曲を見直すと 「まだまだ」だと思う 誰が聞いても素敵だと思う曲を 作るのは大変で 果てしがない これについては トークにオチがつけられない マジになってしまう そうだよね 書き手は思わず 頷いてしまいます(苦笑) そして もうひとつ 年をとって変わったことを 語ります トークは 若い頃は全然ダメだったけれど 年をとってから 羞恥心が摩耗してきて おしゃべりになった 真面目さが滑稽に思えてくる そんな年頃になってきたのですよ 「自分のことを勘違いしていない?」 なんて 人を見ても自分を見ても そんな風に思うようになった はい 座布団5枚です!(笑) 書き手が大好きな 「帰れない二人」が流れます 今は亡き忌野清志郎さんとの楽曲 歌詞が泣かせてくれるので大好きです
高橋医院